↓ ページ49
「嫌です」
「えっ」
「休みたいんで僕」
マッシュくんの言葉に驚きながら彼を見る。なんかマッシュくん断ってる!
「おめえ大物になるよ」
「イエス アイアム」
ドットくんがマッシュくんの肩に手を置くと彼は親指をたてていた。確かに大物に…なりそうだけどさ!
「僕は魔法人材管理局 局長。魔法局に入る人間は一律に僕が審査することになっている」
「え」
「僕に認められないかぎり神覚者にはなれないかもしれないな」
「えっ…」
「まあしかたないか。う〜ん。僕は人材管理局 局長だけどしかたないか」
「やります。やります」
『急に食い気味で!』
マッシュくん…神覚者の人の言葉聞いてやらないとならないって理解したんだなと思う。にしても結構食い気味だったよね!?
「やります」
「まあタダでゲームをやらせるのもかわいそうだし…僕に勝てたらこの試験を無条件でパスさせてあげる。ついでに君の大事なお友達が置かれてる状況もね」
「Aくんのこと知ってるんですか」
「もちろん。僕らもかなり彼にはお世話になってる身だからね」
『にしても試験をパスだなんて、やったねマッシュくん!』
「ちなみに何するんですか?」
「なに簡単なゲームだよ」
神覚者の方がそういうと彼は白手を付けた手で上に向けて指を指していた。
一体何をするんだろうと思いながら見つめる。
「あっち向いてホイだ」
「『あっち向いてホイだって?』」
「望むところですね。その勝負受けて立ちましょう」
マッシュくんはそう言いながら手をぐるぐると回していた。
指の動きがすごすぎてまるで花のようになっている。
すると神覚者さんはフッと笑みの声を上げた。
彼は指を上に向けた後円形を描くとマッシュくんの足元に円形の跡が出来上がった。
そしてマッシュくんと神覚者様の特殊なルールのあっち向いてホイが始まった。
57人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:しろねこのみみ | 作成日時:2024年3月17日 12時