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マッシュくんの言葉にむっとしたのか顔を1度顰めた彼は音を立ててシュークリームを地面に叩きつけた。あ、シュークリームが可哀想…なんて思っているとマッシュくんがショックを受けたように「ガーン」と言っていた。
「無礼なヤツだな。うっ！」
彼の言葉にその通りなんだよなぁなんて思っていると彼は自分の頭をおさえていた。何かあったのか？なんて思いながら様子を見守る。手を離した彼はマッシュくんを見つめていた。
なんだ？恋でも始まるのか？いや絶対始まらないだろうけど
「なっ…まあいい。まずは当初の目的…アベルを予定どおり殺す」
高々と宣言した彼は自分の魔法でアベルを中に浮かせると自身の杖を取りだした。
「ムダだって。魔法使いとしての格が違うだろお前と僕じゃ。死ね」
黒い塊の棘が買わさりそれがアベルを貫こうと動き出した。しかし隣から来た何者かがそれを庇うように受け止めていた。
そこにはアベルを庇うように立ちその黒い物体をうけとめていた。
「アビス！」
魔法がとかれた後アビスは血を吐きながら地面んに力なく座っていた。
「仮面さん」
「ご…ごめんなさいマッシュくん。一緒にシュークリーム…食べれそうに…ないです」
彼の言葉に目を丸くする。このままじゃアビスが…そう思いながら動こうかと迷っていた。しかし、マッシュくんがアビスに近づいてハンカチを渡していた。
「これを」
「魔法のハンカチ」
マッシュくんが持っていたハンカチを見ては無理してまで治癒しには行かなくても大丈夫かもと思う。あしかし、恐らく刺さったのは相当深くもしかしたら危ないかもなんて思っていた。なんて思っていると怒った様子のマッシュくんは顔を金髪の人の方へと向けていた。
「アベルの犬か健気だな。社会の腫れ物でも拾ってもらった恩義か？ホントきめぇんだよ」
金髪の人が言葉を連ねるとマッシュくんは地面を強く踏み上げた。一斉に視線がマッシュくんへと注がれる。そのまま彼は浮いた石を空中で蹴り飛ばした。しかし片手で受け止められてしまう。
「止めやがった！」
『あのマッシュくんの蹴った石を…』
すると彼は持っていた石を舐めた。ん？舐め、た？
「おい、反抗的だなお前。お前も容赦なく殺しちゃうぞ僕は」
「えっ…なんで石なめてるんですか。そういう年頃なんですか。まぁ…仮面さん病院連れてくんで、邪魔するんならボコボコにしますよ」
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作者名：しろねこのみみ | 作成日時：2024年3月17日 12時
