《2》彼らと同期の私ですが、実はハッカーなんです…！【警察学校組】

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『 これ、か…』

その大きな紙袋に耳を当てると、
確かにｶﾁｶﾁと音が聞こえた。

『 …少し開けてみましょう。

ハサミありますか？』

看A『 あっこれ！
一応持ってきたので使って下さい!!』

ポケットから小型のハサミを取り出して
渡してくれた。

『 ありがとう。』

念の為小さく穴を開けて、

中をそっと確認する。



『 !!今すぐ逃げて!!中身は爆弾よ!!』

看A「えぇ!?爆弾ですか!?」

『 そうよ！
でも、運良く爆発までの時間はかなりある。

私は爆発物処理班の応援を呼ぶから、
その間にこのエリアにいる人達の避難誘導をお願い!!』

「「分かりました！」」




prrrrrrrrr


萩原《あかりちゃん？どうしたの？》

《今すぐ米花中央病院に来れるかしら？

爆弾があるの。》

萩原《は、マジかよ!?

すぐ向かうね!!》


《あ…


水銀レバーがある！》

萩原《水銀レバー!?

あかりちゃん、それ絶対動かさないでね！》

《分かってる…

少しでも揺らしたり動かしたりすれば、

ドカンだね？》

萩原《その通り！よく分かってるね〜！》

《そりゃあ、警察学校時代に爆処のＷエースに散々教えられたからね…！》

萩原《あかりちゃん爆弾解体苦手だったからねぇ〜》

《ｳｯ》

だってハッカーに爆弾解体技術なんて必要ないじゃない…←言い訳






数分後





萩原「あかりちゃーん！！」


萩原は大きく手を振り呼びかける。



『…到着早過ぎない？』

萩原「あかりちゃんの為とあらば…!!」

『危険運転は？』

萩原「すいませんしました。

ついでに爆処の愉快な仲間たちも差し置いて来ました。

でもあと少しで来ると思います！」

『正直でよろしい。後で交通課に突き出してあげるわ？』

萩原「爆弾解体すぐ終わらせるから許して!!」

『ﾊｧ…爆弾はこの紙袋の中。

下手には触ってないから安心して？』

萩原『はいよ〜♪』

そう言い萩原は早速作業に取り掛かった。



『あ、陣平くんに連絡しなきゃ』

萩原「なんかあるの？」

『えぇちょっとね…

事情は追々説明するから！』

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