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空却の場合
「たーのもー。」
午後３時。
少女は空厳寺で声を上げる。
すると、ドタバタと音が近づき
「A！何でいる！？」
焦った空却が出てきた。
それを見て少女は、
「よっ！来ちゃった。」
と片手を上げた。
取りあえず、空却の部屋に案内される。
「来るなら一言言えや。」
「サプライズってやつだよ。馬鹿だなぁ。」
「あぁ？」
軽口を叩きながらも、空却は嬉しそうだ。
「もう1つサプライズ。」
「まだあんのかよ。」
少女がドヤ顔をすると、空却はムスッと睨む。
そんな視線も気にせず少女はラッピングされた袋を差し出した。
「ハッピーバレンタイン。」
結果：30秒くらいフリーズする
「煩悩大きすぎて幻見たかと思った。」
少女からのバレンタインチョコが初めてで嬉しかったのは秘密
十四の場合
「師匠ー！！」
十四は少女を見るや否や飛びつく。まるで大型犬だ。
「十四くん、久しぶりだね。」
少女は満更でもなさそうに十四の頭を撫でた。
「どうして急にナゴヤまで来てくれたんすか？」
「あぁ、それはね〜」
十四から良い質問を受けた少女は、嬉しそうに笑い
「これ、渡したくて。」
ラッピングされた袋を差し出した。
少女の手にある物と今日の日付を知ったとたんに、十四は
「えぇ〜嬉しいですぅぅ〜！」
泣き出した。
これには少女もビックリする。
でも嬉し泣きだから良いかと、そのまま十四とお茶会をするのだった。
結果：号泣
「だっでぇ…そのためにわざわざ師匠が来てくれたんすよぉ？」
天使がこの現世に零した微笑みの味がしたという食レポは秘密
獄の場合
「獄さん、お客様です。」
「わかった。通せ。」
獄の事務所の従業員が獄に声をかける。
獄は書類を見ながら特に気にする様子も無く＜客＞を通したが、
「こんにちわー。」
「は？…あっづ！」
それがまさか少女だなんて思いもしなかった。
獄は思わず煙草を落とす。
「あ、また煙草吸ってるんですか？肺が真っ黒になりますよ〜。」
少女はそう言いながら獄の膝の上の煙草を拾って灰皿に擦り付けた。
「口寂しい独身の獄さんには、可愛い妹分的な私がこれをあげましょう。」
「あぁ？何だとクソガ…キ。」
少女はラッピングされた袋を差し出す。
「これ…」
「獄さん、今日はバレンタインですよ？ウィスキーは私が20歳になったらあげますね。」
結果：混乱する
「あのクソガキ、…見切り発車か。」
意外と可愛い所あるじゃねぇかと思ったのは黙秘
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いもけんぴ(プロフ) - 雪猫/うさ@猫のきもちさん» コメントありがとうございます！はじめまして、いもけんぴと申します。返事が遅れてしまって申し訳ないです。全シリーズ公開にいたしますので、是非読んでいただけると嬉しいです。 (2023年1月11日 4時) (
レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
雪猫/うさ@猫のきもち(プロフ) - はじめまして！突然のコメント失礼します。このシリーズとても面白くてリピートして見ています！この次のシリーズ10は見れない感じなのでしょうか？ (2022年12月29日 11時) (レス) id: 11992579ab (このIDを非表示/違反報告)
千(プロフ) - 芋けんぴさん、こちらこそ、ナポリの一員にありがとうございます。誰でも理想はありますからね。この職場でしたら嬉しいです。私も ファイナルアンサーで、それとコメント頂きありがとうございます。いっでも大丈夫ですので、体に気をつけてくださいね。 (2021年6月19日 10時) (レス) id: 2ac717d38f (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - ダリアさん» ダリア様！コメントのお返事が遅くなり申し訳ございません。オリキャラ設定のリクエストありがとうございます！10の最後で書かせていただきました！ ナポリの常連になってくださるととても嬉しいです！オリキャラごと愛してくれてありがとうございます！！ (2021年6月19日 4時) (レス) id: e6e71631e0 (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - 蒼井とーるさん» 蒼井とーるさん！コメントありがとうございます。お返事が遅くなり申し訳ございません。オリキャラの設定のリクエストありがとうございました！10のラストで追加のオリキャラ設定を書かせて頂いています！よろしければ覗いてみてください！ (2021年6月19日 4時) (レス) id: e6e71631e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芋けんぴ | 作成日時：2021年2月12日 22時
