人間洗浄機７

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・碧棺左馬刻の場合

「…A、が、何でいやがる。」

「ん？左馬刻さん？」

左馬刻は少女の姿を見て言葉を失う。

「あー…何だ、その悪いな。取りあえずお前は女湯にさっさと戻れや。」

「はーい。」

しかし、流石は左馬刻様。
女性の裸は見慣れているのか…？
意外と冷静に少女を女湯へ返す。
そして、少女がいなくなった後＿＿

「…俺様も戻るか‥…いってぇ！！」

男湯に戻ろうとして転んでしまっていた。

結果：実はとても動揺していた左馬刻様
「…たまたまいた男が俺でよかったが…あぁ、腰いてぇ。」
意外と盛大に転んでしまったようで。


・入間銃兎の場合

「あれ？銃兎さん？」

「あぁ、Aさんでしたか。…Aさん！？」

眼鏡を外した銃兎はぼやけたシルエットでしか少女の姿が見えず、誰だろうといった感じでガン見をしていたが、
シルエットから少女の声が聞こえた瞬間に、先ほどの行動を恥じる。

＿思いっきり彼女の無防備な姿をガン見していたのか！？俺は…。

自分の行動が少女にはどう映ったのか。
それを考えれば考えるほど羞恥心に蝕まれていく。

「す、すみませんでした。まさか混浴だとは思わず…今すぐ戻りますので、Aさんも…戻ってください。」

「え、…あ、ちょ！」

銃兎はもう正常な思考が回らず、少女の背中を押し、無理やり出口の近くまで誘導した後、慌てて男湯の方へと戻っていった。

結果：目が悪いとロクなことが無かった。
「…本当に見えてなかったんだ。」
警察としてあるまじき行為だと、あがった後も反省しているご様子です。


・毒島メイソン理鶯の場合

「先客がいたのか。失礼するぞ。」

「あ、はい！」

礼儀正しいな。理鶯は。
人影が見えたので、挨拶しながら入った理鶯。
しかし、その返事をしたのはここで本来ならば会うはずのない少女だった。

「ん？…A？」

「え、理鶯さん？」

お互い顔を見ながらキョトンとしてしまう。
しかし、

「何だ、混浴だったんですね。」

「む？混浴とは…何だ？」

どうやら理鶯は混浴というものがわからないようだ。

「あ、じゃあ説明しますので、どうぞ。そのままじゃ冷えてしまいます。」

「そうだな、隣に失礼するぞ。」

まさか君もそう言うタイプだったとは。
そのまま2人で長湯してしまった。

結果：理鶯は一緒に入っちゃった。
「ふむ。やはり日本の温泉は興味深いな。」
その後、銃兎と左馬刻に２人で怒られました。

３→←番外編　もしも…

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