苦手な幹部の先輩から好かれるなんて聞いてません！！！【灰谷竜胆】

十七話 ページ18

(うーん、竜胆さん居ないなぁ。)


蘭「今夜の集会、竜胆は来ねぇよ。」


『！？』


『ら、蘭さん…。驚かさないでください！』


蘭「悪ぃ。竜胆、風邪ひいたんだよ。」


『…えっ。』


(絶対俺が悪い。どうしよう。風邪って死なないよ、、な)


蘭「家に看病しに来るか？」


『！行きます。』


蘭「明日の朝クラブ前来い。案内してやるよ。」




(と言われたものの、風邪ひいた時って何持ってくのが正解なんだ？)


蘭「行くぞ。」


『は、はい！』




『高っ。何階あるんすか。』


蘭「興味無ぇ。」


(しかも、最上階かよ、、。ほんっと金持ちだな)


蘭「俺、用事あるから看病頼むわー。」


『ちょっ』


蘭「冷蔵庫にあるもんテキトーに使ってくれていいから。」


(本当に行っちゃったよ、あの人)


ガチャ


『お邪魔しまーす、、』


(竜胆さんは、寝てるのかな？とりあえず、様子見して)


『ここかな？』


コンコン


ガチャ


(寝てる、、みたいだな。おでこの上のタオル変えるか)


『し、失礼しまーす(小声)』


竜胆「んっ、兄ちゃん、、？」


(兄ちゃんじゃなくてごめんなさいぃ！！！)


ガバッ


竜胆「ちょ、トーコ！？なんでここに？」


『か、看病しに来たの、、。』


竜胆「……は？」

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