芋ジミンの覚醒

5 あげるかあげないか ページ5

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「どうしよ〜…あげる………あげない……ぅ〜ん」











ここはチョコ売り場。
そう、もうすぐバレンタインだ。








小学生の時はジミンに毎年チョコをあげていた。

と言っても、お母さんがなぜか毎年買うように私をデパートに連れて行き、半強制的だった。







ホワイトデーのお返しも、もろジミンのお母さんが買ってきましたってやつだったし笑









中学に上がってからは照れ臭くて渡してなかった。








けど中3のバレンタインは何だか動きたくて…


高校生になったら、幼稚園から一緒だった私達も離れ離れになるかもしれなくて。




そう考えたら嫌だなって、離れるのはちょっと寂しいなって。

















ジミンが私に告白でもしてくれればいいけど期待できないし…







そこで私は、今年のバレンタインに気持ちを伝えようと思い始めた。










さっきからチョコ売り場をウロウロしては、買う・買わないを迷い、30分が過ぎようとしている…














「あぁ〜でもなーぅーん…冷静に恥ずかしいし……」









…………いっか！

買って渡さなければ自分で食べればいいし！！
ぇえーい！買ってしまえ！！！！！！













渡すか渡さないかもわからないチョコを片手に、私は帰宅した。



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