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第8話 ページ9

〜PーP Side〜


話していると、急につわはすさんの頬が赤く染まった。

隣で寝ていた先輩が、寝返りをした先でつわはすさんに後ろから抱き付いたからだ。

つ「…ぴ、ぴーちゃん…先輩のこと起こして…」

身動きの取れなくなったつわはすさんは僕に言った。

「…ちょっと可哀想だけど…仕方ないよね。」

僕はそう呟いてから、立ち上がった。



すぐ近くまで来て、先輩の肩に触れようとした時。

聞き慣れない声が僕を止めた。

「…あ、もしかしてAちゃん寝ちゃった?」

振り向くと、そこには(人1)先輩の先輩…レトルトさんがいた。

「…あ、レトルト先輩…」

いきなりどうしたんだろ…

レ「…レトでええよ。」

そう言ってにこやかに笑うレトさん。

つわはすさんを見ると、浮かない顔。

つ「…レトさん、(人1)先輩と仲良いんですか?」

レ「…うーん、俺はそう思ってるけどね。」

僕の横で(人1)先輩をつわはすさんから離しながら答えた。

そうですか、とつわはすさんは素っ気なく返事した。

…僕には分からないけど、あんまり相性は良くないのかな…?


気まずい雰囲気の中、先輩はやっと目を覚ました。



『…んん…あれ、レトさん…?』

眠そうに目を擦っている。

レ「…おぉ、やっと起きたんか。こんなところで寝てると風邪引くで?」

『…あ、ごめんなさい…お酒飲んだら寝ちゃって…』

起き上がった先輩は、軽い目眩を起こしていた。

レ「…おっと……これじゃ一人で帰れんよな?」

そんな先輩を支えながら、レトさんは呟いた。


それなら…

P「…僕が送りますよ?」

周りでは二次会の話しがちらほら出ていたが、僕は気にせず言った。

レ「…そう?…じゃあ____」



しかし…

「…PーP、新入社員で主役だろ?二次会は行かないとヤバいんじゃないか?」

そう言ったのは、テーブルを挟んだ向かいに座っているキヨ先輩。

今日のお昼お世話になった先輩だ。

つ「…確かにそうですね…」

レ「…あ、そうか…途中で帰るのはアレかも…」

最後まで居ないといけないんだ…。

レ「…俺も方向間逆やしな〜…」

みんなが悩んでいると、

「…誰もいないなら、俺送ってもいいっすか?」




キヨ先輩が言った。

キ「…家詳しく知らないけど、方向は同じなんで。それに、俺もそろそろ帰るところだから…」

キヨ先輩は、(人1)先輩を見た。

『…じゃあ、お願い…します…』


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設定タグ:ゲーム実況者 , 社内恋愛 , 平和組   
作品ジャンル:恋愛
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チョコはす(プロフ) - しおん(^q^)さん» ありがとうございます!…最近更新出来てなくてすみません…ネタ切れ状態で…よかったらリクエスト下さい! (2015年8月6日 21時) (レス) id: 4b9f39c94c (このIDを非表示/違反報告)
しおん(^q^) - 凄く面しろいです!!更新頑張ってください!!丶>∀<応援してます!! (2015年8月6日 17時) (レス) id: 171e299e72 (このIDを非表示/違反報告)
チョコはす(プロフ) - ありがとうございます!精一杯更新します! (2015年7月11日 19時) (レス) id: 4b9f39c94c (このIDを非表示/違反報告)
にゃんここなっつ(プロフ) - チョコはすさん» いえいえ!あ、あと応援してるので更新頑張って下さいね!!( ´ ▽ ` ) (2015年7月11日 19時) (レス) id: aba29bcc38 (このIDを非表示/違反報告)
チョコはす(プロフ) - にゃんここなっつさん» す、すみません!これからは気を付けます!ご指摘ありがとうございます! (2015年7月11日 19時) (レス) id: 4b9f39c94c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:チョコはす | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2015年5月31日 12時

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