すとぷりBL短編集

嫉妬くらいはする。(さところ) ページ9

ころんside


すとぷりハウスに今すとぷり全員で居るんだけど…


「おいさとみ！！！！」

「なんだよ莉犬」

「俺のプリン食ったろ！！！」

「あ、バレた？」


…プリン戦争、終わんねぇな。
あれこれもう30分くらいやってるだろ。

他のメンバー3人は微笑ましそうに見てるけど…

僕は仲良さそうなの、結構腹立つ。

さとみくんと付き合ってるのは僕なのに。


「絶対許さないからな！！」

と、可愛く怒る莉犬くん。


「分かった分かった、今度一緒に買いに行ってやるよ。」

と、頭を撫でるさとみくん。

ああ、もうなんか無性に腹が立つ。


「うるさいな！！！！」


自然と口から出てしまった。しかも大声で。

和やかだった空気が一気に重たくなる。


「ちょっと僕、外出てくる。」


沈黙と苛立ちに耐えられなくて、頭を冷やそうとカーディガンを着て外に出た。

もう春だというのにいつもより寒く感じるのは、隣に居てくれるさとみくんが居ないからだろうか。


もう別れたいとか言われるかな、さとみくんも呆れたよな、とか色々考えてしまう。


「ねぇ、そこのお兄さん可愛いね。俺と一緒に遊ばない？」


そこには顔立ちのいい通行人の男性が。

ナンパと言うやつか。

男の僕を誘うとは、やっぱり自分と同じ匂いを感じたからなんだろうな。


「ああ、はい…」


やけくそだった。
さとみくんに最近構って貰えなくて寂しかったし。


「じゃあ、ホテル行こ。」

「分かりました。」


さとみくんと莉犬くんは今、イチャイチャしてるのかな。

そんなことを考えながら、ホテルに向かった。


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更新遅くなってしまい申し訳ありません！！
次の話は一方その頃のさとみくんsideの話を書かせていただきます。

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