すとぷりBL短編集

一方通行。(るぅころ) ページ4

ころんside


俺には付き合ってる人がいる。

そう、さとみくんだ。


さとみくんと付き合ってから２年がたつ。

最初は楽しかった。


ほんとに好きで、ただただ好きでイチャイチャもたくさんした。


だけど最近、さとみくんが素っ気ない。


「さとちゃん、あの、さ、たまには遊ばない？」


「ごめん、今忙しいの」


「そっか…」


僕は性格上、デレデレすることは出来ないタイプだ。


るぅとくんからLINEが入る。


「ころちゃん、今度一緒にゲームしましょ」


ゲームか、、、、
るぅと強いからなぁー
あいつとのゲームは本当に燃えるし楽しい


「じゃあ、俺出るね」


最近、さとみくんは家に居ない事が多い。


分かってる、もう愛が冷めてることくらい。


さとみくんがコートをとって、「いってくるね」と口を開こうとしたとき。


ある臭いがした。


"香水の臭い"だった。


さとみくんは香水なんてつけない。


…まさか…女？


「さとみくん…香水の臭いがするけど、どうしたの？」


「ん、そうか？」


はぐらかしたな。なにか隠してる。


「さとみくん…？信じていいんだよね…？」


「は？なに？」


キレ気味で聞いてくるから、こっちもむきになる。


「なんで香水の匂いがするのかって聞いてるの。さとみくんは香水なんてつけないでしょ！？…女が居るなら、はやく言ってよ…」

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