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2人で1つ。(ジェルなな) ページ2

ななもりside


皆が泣きそうになってるのを見て、ジェルくんが口を開く。


「しゆんくんのためにも、頑張ろう俺らで!かまそう!!」


「そだねー」


「そだねーじゃないよころちゃん、笑っちゃうじゃん!!」


ジェルくんが空気を変えた。

すごいなほんと。


ほんとに俺って頼りないな。

でも、気持ち切り替えてかなきゃしゆんくんにも応援してくれてるファンの子たちにも失礼だ。


「そろそろ準備お願いしまーす」


「はーい!!」


みんな揃って返事をしたところで、幕の裏側にたつ。


「お前のせいでしゆんくんが居ないんだ」

「お前がしっかりしないから」

幻聴まで聞こえてくる。


_俺だってしゆんくんとここに、立ちたかった_


あのとき止められてれば。


だめだ、泣いちゃう。


そう思ったときにはもう、泣いてて。


ジェルくんに気付かれて、とっさに顔を隠す。


「なーくん、泣かないでや。せっかく記念すべき両国なんだから笑顔でいよう、顔をあげて、ほら!」


そういうジェルくんだって、泣いていて。


「…俺たち、しゆんくんの分までかませるかな?」


「かましちゃいましょう!」


いつもの会話に、なんだか安心する。


幕があがる。


客席から聞こえる黄色い声。


やっぱ舞台に立つって楽しいな。


「どうも、すとぷりでーす!!」


俺たちは全力で頑張った。


そして終盤。


「すとぷりってほんとに最高なんだなって思った。」


ころちゃんが泣くのはもう定番だな。


「それでは最後、聞いてください」

『strawberry prince forever』


「〜♪」


ころちゃんのパートが終わり、次はしゆんくんのパート。


しゆんくんのパートは俺が担当だった。


TwitterのDMを思い出す。


またいつか一緒に…なーんてね笑


しゆんくんと一緒に立ちたかった。


俺のせいだ。


声がでない、どうしよう。


客席からははてなの文字が伝わってくる。


「〜♪」


突然、隣からジェルくんの歌声が聞こえた。


「なーくん、大丈夫。俺がいるで。安心しいや。」


そう言って肩を引き寄せた。


ああ、この人となら。二人で。


「「〜♪」」


俺たちの声が重なりあう。


______________________

あと1話続きます、すみません!

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りん(プロフ) - あの…最高です!更新頑張って下さい! (2021年5月25日 1時) (レス) id: 40959fdac6 (このIDを非表示/違反報告)
詩音 - えと、さとちゃんとジェルくんがしゆちゃんのこと攻めるっていう……無理しなくっていいです!できればでいいので!あと、コメント続いてしまってすみません! (2020年9月22日 18時) (レス) id: 28196df61c (このIDを非表示/違反報告)
詩音 - あの、BLで、さとしゆとジェルしゆできますか?えの (2020年9月22日 18時) (レス) id: 28196df61c (このIDを非表示/違反報告)
もなか - 面白いです!ベーコンレタス最高ですね。 (2020年9月6日 8時) (レス) id: 84e46e31a2 (このIDを非表示/違反報告)
きーねちゃん(プロフ) - ベーコンレタスサンド、いかがですか? (2020年8月21日 0時) (レス) id: a598922371 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:crew | 作成日時:2018年11月9日 22時

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