ダイコーブツ【前半】 ページ2
うーむ。
奮い立ったはいいものの、何をつくろう。食べたいものが多すぎて選べない。とりあえず先程思いついた料理をメモしようか。書けるものを探し、カバンを漁る。
今日は絶好のクッキング日和だ!!!緩む頬の筋肉をなんとか引き締めガサゴソする。楽しい。
などとやっていると何かがペチンと顔にぶつかった。
……グリムの尻尾か。もう8時だというのにまだぐうたら寝ているのか。今日が休日だからって…。ずるい起こせないかわいい。むにゃむにゃと寝言を言っている。どんな夢見てんだろかわいい。我が相棒のかわいさに自分が何をしようとしていたかすら忘れ悶絶する。ヤム○ャ。
「ふなあ〜………みてみろこぶん………つなかんがあ………ひゃっこもあるんだゾ……きょうはぁ………つなかんぱーてぃーだゾ……」
グリムかわいいよグリム!!!hshshshshshsスウーッスウーッゲホゲホ……………はっ!今もしかしなくても、すごいアイデアをくれなかったか?流石我が相棒!!!監督生は閃いた。これなら文句無しの日本食で、しかもグリムと一緒にできる!一気にたくさんつくれる為、愛しのマブにもお裾分けできるではないか!
「いよぉし!!!!!!!」
寝ているグリムを起こさないように小声で叫び、急いで支度をする。目指すは食堂だ。それに、サムさんのミステリーショップ。手に必要なものを書き殴り、オンボロ寮を後にした。
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作者名:夏蜜柑 | 作成日時:2021年5月24日 15時