【イナイレ】まねっこ . 【エイリア編】 (ページ12)

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いよいよ試合が始まる
FF優勝校の試合が生で見れるんだ

興奮と緊張でメモ帳とペンを持つ手が軽く汗ばんできた

こんなことで興奮するなんてと自分のことを可笑しく思いながらもキュッとペンを持つ手を強く握りなおした

マネージャー陣の横に並びフィールドを緊張した面持ちで見つめているとガサガサッと物音が聞こえ、ママチャリに乗った少年が飛び出してきた

肩を大きく揺らしうわぁっと声を上げる

「角馬くんっ
　どうしてここに？」

「雷門イレブンあるところ常に角馬の実況ありです !」

秋ちゃんは少年を‘角馬くん’と呼んだため彼の名前は分かったものの
私の頭の上にはいまだ大きなハテナマークを浮かんでいた

「彼は角馬圭太くんって言って雷門が試合の時には必ず来て実況をしてくれているの」

そんな私のハテナマークに気づいたのか秋ちゃんが軽く説明してくれた
ありがとうと微笑みかけると秋ちゃんも微笑み返してくれた

なんだか秋ちゃんを見ていると心があったかくなるなぁ

なんて考えながら角馬くんのことを頭に入れ、改めてフィールドに目を向けた

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