【イナイレ】まねっこ . 【エイリア編】 (ページ8)

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◆ .. atシカ公園ページ8

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「無理は承知の上で言ってるんです」

奈良シカ公園に着いたは良いもののやはり私たちが入ることは許されず、
キャラバンの外で瞳子さんが警察官との話し合いを続けていた

キャラバンの中からみんながその様子をうかがっている
許可の下りなさそうな様子に不安が募っているようだった

すると

「オレ、お巡りさんに頼んでくる !」

と円堂君はキャラバンを降りていってしまった

‘お巡りさん’
警察官のことをそう呼ぶ円堂君がなぜだか可愛く感じた

苦手であることに変わりはないのだけれど

前の席で夏美ちゃんが誰かに電話をかけているのを横目に円堂君が降りていったキャラバンの扉を見つめた

どうなることかと窓の外を眺めているとどういうわけか公園内に入る許可が下りたようだった

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「助かりました、理事長」

と夏美ちゃんが電話相手に伝えていた

なるほど
許可が下りたのは夏美ちゃんのおかげだったのか
にしても理事長って方はどんだけ顔が広いの...

そう思っていると隣で土門くんが同じ反応をしていた

周りを見渡してみると公園内はボロボロだった
巨シカ像は首から先がなく、橋も崩れかけていた

初めて見るエイリア学園がもたらした被害に思わず背筋が震えた

公園内にはいたるところで被害を受けたものを見つけることはあったもののその被害を与えたであろうエイリアボールとかいうものを見つけることが出来なかったため数名ごとに分かれてそれを探そうという話になった

「あ、あのっ !Aさんっ
　良かったら一緒に探しませんか？」

みんなの自己紹介を聞いたもののまだ大して誰とも仲良くなれていなかったため‘数名ごとに分かれて’という言葉に対して少しの不安を覚えていたがその不安を打ち消すかのように背中から声が聞こえてきた

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