意味が分かると怖い話No.2【鬼滅の刃】

年齢当て【村田】 ページ12

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あと10分ほどで真夜中になるという時間帯に、俺は特急列車に乗っていた





やがて、途中の駅で1人の男が乗り込んできた。





その男は、電車のドアが閉まると突然我に返ったように乗客の顔を見回し始めた。




「すみません。あなたの年齢は21歳ですか？」




男が俺に話し掛けてきた。




「え！？、そうですが、、どうして分かったんですか？」





俺が聞き返しても、男は無視して、また別の人に話しかけた。





「貴方の年齢は45ですか？」




「そうですけど……」




「貴方は62ですね？」




「どうして分かったんだ？」





そんなやり取りを繰り返していく。
どうやらその男には、顔を見るだけでその人の年齢が分かる能力みたいなのがあるみたいだな






次の停車駅までは約15分。




俺を含め、乗客達は全員その男に注目し始めた。





「あなたは50ですよね？」





「そうですが、あと五分で日付が変わったら、51になるんですよ？」





最後に質問された女性は、笑顔でそう答えた。




年齢を当てていた男の顔が、その途端に青くなった。






「凄いですね。
百発百中じゃないですか。」




俺は男に話し掛けた









すると、男は青い顔を私に向けてこう言った。









「…僕が見えているのは貴方たちの寿命です」

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