最強の姫は忌み子と呼ばれて【白猫プロジェクト】 (ページ37)

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32話ページ37

そのあと、レインの協力もありエルゴラムの呼び出した魔獣を倒した。そしてロニーも元に戻すことができた。だが、エルゴラムはいきなりニヤリと笑うとこう言った。

エル「あれ、ちみたちここでこんなことやってていいの？」

ルカ「どういうこと？説明しなさい！」

エル「そこの精霊の主……リリィだったかな？の所に、この間の仕返しでそこそこ強い悪魔を送り込んだだけ。殺しても良いよって言ってあるから今頃もう……死んでるかもね」

レ「けど、あいつは強いから平気だろ？」

ルナ「……リリィは今、過労で倒れて熱を出してるし、武器も私に貸してくれてる。……行かなきゃ！リリィが危ない！」

キャ「私たちも行くわ！何か手伝えることがあるかも知れないしね！」

ルカ「レイン、お前ももちろん……」

レ「ﾁｯ……分かったよ、行ってやる。」

ルカ「だよな！」ﾆｯ

ルナ「急がなきゃっ！」

ダダダダダダダッ！

～リリィ宅前～

ルナ「リリィ～っ！！」

グ「ガゥっ！ガルルルっ！」

キャ「ま、魔物！？何でこんなときに……」

ルナ「違うよ。この子、リリィの友達。でしょ？……ねぇ、まさかリリィの居場所知ってるの？」

そう聞くと、勢いよく首を縦に振るグレイルジャガー。

ルナ「案内して！」

そう言うと、着いてきて、と言うようなジェスチャーをして歩き出した。