24話 ページ28
ルカ「……そんな訳で、私はその悪魔を止めに古都を出立してきたんです！」
ア「はぁはぁ……悪魔と言っても、最近は色々な人がいますよね！」
ルナ「……そう…だね。うん。」
ヤバイやつって言ってたけど、『悪魔殺しレイン』……今回の件、まさかあいつが関わっていたりはしないよね。
ルカ「はい！負の感情を吸収して生きる、新世代の悪魔のことですね！」
ア「はぁ、ふぅ……ただ、それ以外の悪魔は、人間にその存在を忘れられないようにしなければいけない、と！」
ルカ「……ですから、彼らは様々な手段で人間に接触しているのですが！」
キャ「はぁはぁはぁ……今追ってるやつが、かなりヤバイ、と！」
ルカ「ええ、それはもう！……あの、少し休みますか！？」
キャ「そーね！話しにくいったらありゃしないわ！はぁはぁ」
主「確かに。自分も結構疲れたな。」
ルカ「汗冷えしてはいけません。焚き火をしましょう！」
キャ「でも、辺り一面雪が積もってるわよ。」
ルカ「えっさほいさえっさほいさ！！えっさほいさー！！」
ルナ「使用用途が違うじゃん！なんで杖で雪かきしてるの！」
キャ「荒々しいわね！！」
主「凄いけど……」
ルカ「はいっ！はいっ！はーーーい！！……ごめんなさいね〜。ちょっとせん定させてくださいね〜。」
ルナ「う、嘘ぉ！？」
ザシュ、ザシュ
ルナ「いや、剣使おうよ！何で手刀なの！？」
キャ「荒々しいわね！て言うか飛べば！？」
ア「ルカさん、ルナさん、ありがとうございます。暖かいです♪」
ルナ「僕なんて、火をつけて魔物が来ないように結界張っただけだよ？」
キャ「……アンタってさ、天使のわりには随分とさっぱりしてるわね、色々と。」
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作者名：白雪 美夜 | 作成日時：2018年7月16日 17時
