14話 ページ18
ルナ「とりあえず、この悪魔は僕が家に運んでおくから、リリィはガルーダたちを呼んできてあげて」
「うん、分かった。」
私は、杖をオーブに変えて鳥に変身すると、空へ飛び立った。
あっという間に小島につき、休んでいるガルーダたちに声をかける。
「終わったよ。村人はみんな死んじゃったけど、島そのものは無事。一旦帰ろう？」
グ【リリィ〜っ！！心配したぜ！途中で大きな雷があの島に集中して落ちて……！】
「それ、私がやったの。」
星たぬ【すご〜いっ！さすがリリィ！】
「ありがとう。ガルーダ、一緒に飛んで帰ろ？」
ガル【いいよ。】
「よーし、じゃあ、先に行くよ！」
ガル【あ、リリィ待って〜！】
〜島に到着〜
「速いね、ガルーダ。」
ガル【だって、飛び慣れてるから】
「じゃあ、またあとでね、皆！」
コボルト達【あぁ、また後でな】
その他【また後で！】
私は走って家に帰る。
バンッ
「ルナ、ただいま〜！」
ドアを開けて中に入ってみると、床でぐったりしているルナがいた。
ルナ「おかえり〜、ってもうちょっとドア優しく開けようよ」
「ごめんね〜。あ、あの悪魔起きた？」
ルナ「まだ。運ぶときもう死ぬかと思ったよ。男だし、そこそこ筋肉あるし、身長高いのなんのって。羽根も邪魔だし。マジでリリィに魔法で運んでもらえば良かったって後悔した。」
「あはは(苦笑)」
＿＿＿＿＿＿＿
さて、この悪魔の正体、皆さんはお気付きになりましたでしょうか？エルゴラムだ！とか言う方はまさか……いませんよね？あのイケメン悪魔君ですよ！
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作者名：白雪 美夜 | 作成日時：2018年7月16日 17時
