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『見て、高いね……』
少し怖くなって、数歩後ずさった
銀時は怖くないの、と彼に聞くが
別にと言うように、私の腕に身体を擦りつけた
『アレが晋助さんの会社だよ』
ここが六十階だからこそ分かる
同じくらい高いビルは、この市には晋助さんの会社しかない
『社長室は五十六階だったかな……』
こうして遠くのビルは見えるのに
見下ろすと、良く分からなくなる
右の方にはいつも行っているスーパーがある筈だが
特徴すら捉えられない
『……さ、お弁当作らないと』
遊んでて、と彼を床に降ろす
しなやかに着地した彼は
お気に入りのソファで丸くなった
切ったところに絆創膏をつけて、料理を再開する
目が滲むのは
玉ねぎを微塵切りしてるからで
悲しくなんて、ない
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ハル(プロフ) - あーむさん» 初コメありがとうございます!続編でも応援して頂けると嬉しいです!勉強頑張ってください! (2017年1月25日 17時) (レス) id: 33fffad235 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 銀皐月さん» 忘れてました!ありがとうございます!付け加えておきます (2017年1月25日 17時) (レス) id: 33fffad235 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - あるばかさん» 嬉しい!!初めて私がコメントしたのも、そんな感じの直球なファンです!というもので、懐かしく感じました(^^)どうもありがとうございます (2017年1月25日 17時) (レス) id: 33fffad235 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - ゆず子さん» ありがとうございます!これからも読み続けて頂けると嬉しいです!そして、子育て頑張ってください! (2017年1月25日 17時) (レス) id: 33fffad235 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 彩彌さん» わざわざ答えていただき、ありがとうございます!!使わせいただきますね!! (2017年1月25日 17時) (レス) id: 33fffad235 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハル | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/harumemory
作成日時:2017年1月10日 20時