無気力関西弁リベロ男子【 HQ!! 】 (ページ10)

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じゅうページ10

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日向「研磨は、バレー好き？！」

孤爪「別に … なんとなくやってる。嫌いじゃないけど、疲れるのとかは嫌だ。友達がやってるし、多分俺いないと困るし … 」

日向「ふーん、好きになったら、もっと楽しいと思うけどな！ね、杠葉さん！！」

「 … まあ、おん」

好きになればなるほど、できない時に辛くなる。

孤爪「いいよ。どうせ高校でしかやらないんだし…… 」

日向「ポジションは？！」

孤爪「セッター … 」

あ、研磨がやってるゲーム、なんか知っとる …
たしかアイツがやってた気が …

日向「お前の学校、強い？！」

孤爪「んー… どうだろう。昔強かったみたいだけど、1回衰えて…

でも最近は …

強いと思うよ。」

研磨の目は、ぎらってしとった。
日向とは違う、力強い目。

「 …… 研磨、戦いたいわ。

俺も、強いで。」

一瞬、研磨の目が丸くなった気がした。

「なあ、今度あったら戦う運命やし…
そっちのチームのボール、拾ってみせるわ」

孤爪「 …… それは楽しみ、すっごく」

？「研磨ァ！」

孤爪「あ、クロ」

？「ったく …… どこほっつき歩いてんだ」

孤爪「ごめん」

孤爪「またね、A 、翔陽」

「おん」

日向「 …… 杠葉さん、またねってなんですか」

「 ………… あ～、そのうち分かるやろ」

菅原「居た！！！
もう、なんでユズまで迷ってんだよ、先頭のくせに！」

「すんません、俺方向音痴なんで」

菅原「そうだった ……………… 。」

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「あのジャージの後ろ、NEKOMA って書いてあった気がすんねんなぁ … 」

菅原「あ、ちょ、ユズ！」

なんだか無性にワクワクして、いつもよりもぐんとスピードを上げた。

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