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Aside
そう相手に威嚇するように言いつける。
その後すぐにラスボスはまた剣を振り始めた。
シャキンッという音と共に生きるか死ぬかの境目を生きてるような気がして少し怖かった。
隙をついてラスボスの剣を奪うと武器を失ってしまったラスボスが
カシャンッ！！
という音と共にお酒のガラス瓶を投げてくる。
破片が足に刺さって足からは血が流れる。
「..どこまで卑怯なの、正々堂々勝負してよ！」
これでは相手の前に進めない。
何か方法はないかと周りを慌てて見渡すと
「その程度か？..うん？」
「やはり俺とお前とでは、生きる覚悟が違う」
ラスボスが剣を拾って私に言う。
...生きる覚悟か。
この世界に来る前には割と普通の人生を歩んできた。
生きる覚悟なんて考えた事もなかった。
でも今は違う。
愛する人だって、この世界から元の世界に帰るという目標もできた。
この世界で生きている以上、覚悟は既に備わっている。
「貴方が思ってる以上に覚悟はできてる」
「せいぜい私に負けない事だけを考えとくことね」
そう言って少し笑って見せた。
それが癪に障ったのかラスボスはまた剣を振り翳してきた。
私は縦に突かれた剣を避け腕でラスボスの体を振り切り足でラスボスの首を思いっきり蹴った。
そして倒れたラスボスの顔面にもう1発。
ガンッ！
という鈍い音が流れる音楽と共に鳴った。
「とどめは躊躇わず」
前にクイナと話した時に教えてもらった事だった。
「この言葉は、おとんから教えてもらった言葉やねん」
「おとんの"教え"みたいなもんかな」
そう言って父の事を話すクイナを思い出した。
どこか寂しそうで、でも愛情を感じた。
目の前にはラスボスがピクリともせずに止まっている。
終わったと確信した瞬間に体の力が抜けて足から崩れ落ちる。
心臓の音は鳴り止まずに呼吸は整わない。
とりあえず皆んなの元へ行こうとクラブを出てロビーへと足を運ぼうとするけど中々思うように動かない。
足を見るとガラスのせいで傷だらけ。
全身いろんなところが痛む。
途中で限界を迎えて誰もいない廊下に腰を下ろす。
私の意識はそこで途絶えてしまった。
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ayn. - クイさん» 初コメありがとうございます♡とっても嬉しいです！これからも頑張りますのでよろしくお願いします✨ (2023年2月17日 17時) (
レス) id: 6fff18c5cc (このIDを非表示/違反報告)
クイ(プロフ) - 初コメです！キュンとしたりハラハラしたりめちゃくちゃ面白いです！更新楽しみにしています！ (2023年2月15日 22時) (レス) id: 5923468ba0 (このIDを非表示/違反報告)
ayn. - あかねさん» 初コメありがとうございます🎵めちゃめちゃ嬉しいお言葉すぎます♡これからも楽しんでいただければ幸いです！よろしくお願いします✨ (2023年2月7日 20時) (レス) id: 6fff18c5cc (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - 初コメ失礼します！この小説すっごく面白くて大好きです🥺更新大変だと思いますが、これからも頑張ってください💪 (2023年2月6日 6時) (レス) @page8 id: b290921bd3 (このIDを非表示/違反報告)
ayn. - 金成さん» ご報告ありがとございます（ ; ; ）早急に外して参りました、教えてくださらなかったらそのままでした、本当にありがとうございます(>_<) (2023年2月5日 20時) (レス) id: 6fff18c5cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ay. | 作成日時：2023年2月4日 20時
