Episode1 01 ページ13
ーーパンケーキ屋ーー
A「ここのお店、オシャレー！」
琴音「でしょ！1度来てみたかったの。」
店員「いらっしゃいませ。お嬢様。」
琴音「2人なんだけど。」
店員「お話は聞いております。ご案内します。」
(案内される)
店員「ごゆっくりどうぞ。」
琴音「ココ、いつも混んでて、中々食べられないのよねー」
A「そーなの？今日は空いてるね。」
琴音「今日は、ちょっと頼んじゃった！」
A「お父様に？」
琴音「そそ。パパは『友達と来る時は当日でも良いから、連絡してね』って言われてるから。」
A「さすが！琴音のお父様。今度、遊びに行く時、どこ行く？」
琴音「よくぞ、聞いてくれた！ショッピングモールに行きたいな！Aのお父様が経営してる所の。」
A「分かった！その日貸切にするよう、頼んでみるね。」
琴音「ありがとー！中々、行けないから、ちょー嬉しい！」
A「琴音がそう言ってくれると私も嬉しいな♪」
店員「お待たせ致しました。パンケーキでございます。」
A「わぁ、美味しそう！」
琴音「でしょ？ココはウチのパパが経営してるから、一流のシェフが作ってるのよ。」
A「さすが、セレブ。」
琴音「A。ここではこういう話を？」
A「言わない。」
琴音「よろしい。でも、Aが元気になってくれて良かったー！」
A「あれ？私、そんなに元気無かった？」
琴音「うん。朝から上の空だったし。ずっと中島の事考えてたでしょ。」
A「そんな事ないよ。だって、幼馴染だし。」
琴音「ほら、そうやって決め付けてるじゃん。」
A「決め付けてなんかないよ。だって、今まで、女のコと付き合った事無かったのに、いきなり付き合い出したからさ。なんか有ったのかな？って思って。」
琴音「ほら、やっぱり気になってるんじゃん。」
A「別に。幼馴染として、気にしてあげてるだけだもん。」
琴音「A、最近『幼馴染だから』っていうの多いよ。何かに言い聞かせてるみたいに。」
A「そう？そんな事無いと思うけど。」
琴音「そんな事、ある！現にそーだよ。中島の事を見て、焦ってるAが居る。」
A「…そんな言い掛かりやめてよ。まるで私が健人の事を好きって言ってるみたいに。」
琴音「あのね、周りからしたら、そう見えるの。皆、そんなウワサしてるよ。」
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作者名：Yuzuki☆ | 作成日時：2018年9月20日 22時
