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ページ32

「リモコンとれ!」

里「とったぞ!」


里見くんの手に爆弾のスイッチである時計が握られていた





甲斐くんは先生の上に馬乗りになって




「今まで随分と遊んでくれたな……!」




そう言って、先生を思い切り殴りつけた


何度も何度も…






先生の顔に傷がつき、血が滲んでいる




「…やめて…もう…十分でしょ…」




体が震えて、どうしようもなかった



茅「…Aちゃん…」




そばに茅野さんがいてくれたけれど、やっぱり不安で


どうか…優しい先生が…消えませんように…



必死に願うだけだった







柊「ふ、はは」



突然、殴られてる先生が笑い始めた


甲「何笑ってんだよ……頭おかしくなっちまって…!」




______ドゴォォォォォォォォン!!!!




突然の出来事だった

後ろの掃除用具入れが爆発したのだ








…どうやら里見くんたちが取ったのはニセモノで、先生は本物を足首に付けていたらしい



柊「さぁ、形成逆転だ

お前らみんな黒板の前に並べ」




先生の指示に従い、黒板の前に並ばされる

隣にはなぜか甲斐くんが立っていた



柊「君たちの上には、爆弾がある」



そう言った途端、クラスが騒がしくなった


「やめてよブッキー!」
「ちょっと待って、私達関係ないから!」
「そうだよ、やったの男子ですよ!?」
「は?」
「俺は関係ない!」
「こいつらがいけないんだよ!」




みんながみんな、自分は悪くないと言い張る




先生が机を投げるまで、その声は収まらなかった





柊「これは連帯責任だ…

さぁ、死んでもらおうか」



みんな…死ぬのかな…


ぼんやりとそんなことを考えていると




「どうせハッタリだろ!」



隣の甲斐くんが叫んだ


甲「わかってんだよ

お前は誰も殺さない

いや…殺せない



中尾だって生きてんだろ?

今の爆破だって、わざと誰も居ない所を狙ったんだろ?

お前は俺たちを殺せない




全部脅しなんだよ。」





そうなの…かな…

そうだったらいいな…なんて考えていた





すると…




柊「…そう思うのか、お前は

なら…」




先生はそう呟いてこちらに歩いてきた





柊「…A、お前はこっちだ」


「…え?」


甲「おいっ!」




先生が私の腕をがっちり掴む



「な、なんで…?

離してください…!」


柊「…ダメだ」



そして、先生に引っ張られるがままに、私はみんなと対峙する形になった

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sei(プロフ) - 楽しんで読ませてもらってます!私にもその文才欲しいくらいです。・゜゜(ノД`) (2019年3月21日 17時) (レス) id: cd07a6348c (このIDを非表示/違反報告)
バボちゃん(プロフ) - 諸行無常系女子さん» ありがとうございます!頑張りますね( ̄^ ̄)ゞ (2019年3月18日 18時) (レス) id: f818c9f9b9 (このIDを非表示/違反報告)
諸行無常系女子 - 楽しく読ませてもらってます!これからも頑張ってください(*^o^*) (2019年3月18日 14時) (レス) id: 30d23c8fcb (このIDを非表示/違反報告)
バボちゃん(プロフ) - ラビットさん» ありがとうございます!ラビットさんのお言葉、とっても励みになります! (2019年3月17日 23時) (レス) id: f818c9f9b9 (このIDを非表示/違反報告)
ラビット(プロフ) - ものすごく面白くて続きが気になります!更新頑張ってください! (2019年3月17日 19時) (レス) id: 80ad6ef553 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:バボちゃん | 作成日時:2019年3月14日 20時

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