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水「…もし女子がやったなら

犯人は茅野じゃない?」



水越さんが頬杖をつきながら、そう言った




まだ中尾くんのことが許せないんだろう

目は少し虚ろだったが、瞳に怒りの色が見えた




茅「えっ…!?」


水「だって澪奈のことずっと追いかけ回してたじゃん」



小「確かに!1番奴 隷が当てはまる!」





…ほとんど逆恨みだ


こんなの…間違ってる



水「あ、それか、Aさんなんじゃないのー?

ずーっと澪奈につきまとってたじゃん」



茅「…いやいや

…私もAちゃんも違うから…」



水「どーだか

もしかして2人で協力してたとか?」


小宮山「あり得るね、それ!」


やっぱり…どうでもいいや




茅野「そんなつもりじゃ……」


必死に否定している茅野さんには悪いけれど、私はもう自分が何を言われても…どうでもいいや…



辻「否定すれば否定するほど怪しいよね…」


茅野「……そんな…」





嫌な沈黙が教室に訪れる


それを破ったのは


柊「さあそろそろ約束の時間だぞーー!!」


乱雑にドアを開けた柊先生だった



柊「どうだぁ、やり逃げXさーん

名乗り出る気になったかー?」





1人楽しそうな先生以外は誰も話さず、動かない



結局、自分から言い出す人はいなかったのだ

.




柊「んー……

しょうがないなぁ

じゃあ、誰かに裁きを受けてもらうか。」




軽い言い方だけれど、内容はとんでもないものだ

一瞬でクラスの雰囲気がかわる



柊「だぁーれーにーしーよーおー…」




________ブーブー






その時、先生のスマホが鳴った





柊「……あ、悪い悪い

携帯の電源切るの忘れてた……」




うっすらと笑みを浮かべていた先生の顔が、ディスプレイを見た瞬間、凍りついた



そして、そっとスマホを耳にあてた





柊「……もしもし……」



先生の顔に驚きの色が現れ、先生は窓に駆け寄った







柊「…なんで警察が……文香の携帯を……」


…フミカってだれ?


わからないことで溢れてた


でも、先生が動揺していることは明らかで





柊「…彼女と話したのか?!何を話した?!」


先生の声がどんどん大きくなる



柊「答えろ!文香に…!」






そこまで言った途端、男の子たちが一斉に先生に襲いかかった

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sei(プロフ) - 楽しんで読ませてもらってます!私にもその文才欲しいくらいです。・゜゜(ノД`) (2019年3月21日 17時) (レス) id: cd07a6348c (このIDを非表示/違反報告)
バボちゃん(プロフ) - 諸行無常系女子さん» ありがとうございます!頑張りますね( ̄^ ̄)ゞ (2019年3月18日 18時) (レス) id: f818c9f9b9 (このIDを非表示/違反報告)
諸行無常系女子 - 楽しく読ませてもらってます!これからも頑張ってください(*^o^*) (2019年3月18日 14時) (レス) id: 30d23c8fcb (このIDを非表示/違反報告)
バボちゃん(プロフ) - ラビットさん» ありがとうございます!ラビットさんのお言葉、とっても励みになります! (2019年3月17日 23時) (レス) id: f818c9f9b9 (このIDを非表示/違反報告)
ラビット(プロフ) - ものすごく面白くて続きが気になります!更新頑張ってください! (2019年3月17日 19時) (レス) id: 80ad6ef553 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:バボちゃん | 作成日時:2019年3月14日 20時

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