坊ちゃん ページ9
ーオビside
セ「危ないことに、首を突っ込みすぎると、怪我をしますよ………坊ちゃん」
オ「坊ちゃんって誰のことだい？」
まさか俺に聞こえたとは思わなかったんだろう
少し驚いた顔をした
そしてまた微笑んで
セ「君のご主人様に聞いてみたらどうだい？」
そう言って姿を消した
ゼ「オビ！どうしたんだ？」
駆け寄ってきた主の方を向かないまま、俺はセナが去っていった方を見つめていた
オ「あの、主はセナってやつのこと、知ってるんですかい？」
ゼ「セナを？いや、知らないが…
どうかしたのか？」
オ「いや、主のことを【坊ちゃん】って呼んでたんですけど…」
ミ・木「坊ちゃん！？」
白「ゼン、そんな風に呼ばれたことあるの？」
ミ「いや、聞いたことないけど、そんな呼び方…。あるのか？ゼン」
ゼ「いや、初めてだよ、そんな呼ばれ方…。
いや、待てよ…
あれは…
あぁ！思い出した！！！」
オ「やっぱり、あれは主のことだったんですね」
ゼ「あれって何だ？」
オ「セナが【危ないことに、首を突っ込みすぎると、怪我をしますよ】って言ってたんです」
ゼ「…あぁ、間違いない。俺とセナ、多分ユキも一度会っている」
ゼ「あれは10年近く前の話だがな…
あのときの俺は城が嫌でたまらなくてな
あの日も俺は城から抜け出したんだ
そこで、肩から血を流して倒れている少女と出会ったんだ」
オ「もしかして、それって…」
ゼ「多分、ユキだろうな。名前は教えてくれなかったから、はっきりとはわからんが…
俺は彼女に声をかけたんだ」
過去回想ーーーーーーーーーー
ゼ「大丈夫か？すごい血が流れてる…」
ユ「うるさい、関係ない、ほっといて」
血まみれの彼女を放って置けなくて、俺は帰ったふりをして草陰に隠れてたんだ
もし彼女が気を失ったら、俺は城へ連れて帰るつもりだったんだ
そこに現れたのが、セナだった
セ「おやおや、任務を果たしてもここで倒れてはダメじゃないか…
そこの君も早く出ておいで。この子が心配だったんだろう？」
ゼ「あなたは誰だ。彼女をどうするつもりだ」
俺は彼女を助けたかったからセナに聞いたんだ
そのときの答えが
セ「危ないことに、首を突っ込みすぎると、怪我をしますよ………
坊ちゃん」
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バボちゃん(プロフ) - SAKURAさん» そんな風に言っていただけるなんて…！！ありがとうございます！ (2018年11月6日 1時) (
レス) id: 2d305e15ee (このIDを非表示/違反報告)
SAKURA(プロフ) - いいお話です！涙が……止まらないくらいです(泣) (2018年11月5日 21時) (レス) id: 400685af0e (このIDを非表示/違反報告)
バボちゃん(プロフ) - 天泣tenkyuさん» お久しぶりです。実は、削除の正しいやり方がようやくわかって、作品を消すことができました！何度もメッセージ頂いて本当にありがとうございました。お返事不要です。失礼しました^ ^ (2018年10月9日 23時) (レス) id: c4fdaca88b (このIDを非表示/違反報告)
天泣tenkyu(プロフ) - バボちゃんさん» 分かりました、頑張ってください！何かあればボードに来てくだされば相談に乗るので、何度もすみませんそれでは(´･ω･`)/~~ (2018年10月8日 19時) (レス) id: daeb79a243 (このIDを非表示/違反報告)
バボちゃん(プロフ) - 天泣tenkyuさん» 色々試してみたのですが、上手くいかなくて…。親切に何度もメッセージを送って頂き、ありがとうございます。もう少し慣れてから再挑戦してみます。本当にありがとうございます。 (2018年10月8日 19時) (レス) id: c4fdaca88b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バボちゃん | 作者ホームページ：http://vabo.vabo
作成日時：2018年10月8日 16時
