隠し事 ページ28
ーオビside
随分と治療が長い気がする。怪我ってあの一箇所じゃなかったのか？
それに…
オ「あんな細い腕してんのかよ」
薬室まで連れて行く間に掴んでいた腕
細くて力を入れたら折れそうだった
よく見てみれば、長袖長ズボンだからわからなかったが、かなり華奢な身体つきだった
あんな身体で戦うなんて、ほんと無茶苦茶だよな
すると、薬室のドアが開いた
オ「お嬢さん！ってあれ？ユキ嬢は？」
白「えーっとね…あの…
向こうのドアから訓練場に戻っちゃった…」
オ「え…治療は？」
白「あ、うん、済んだよ！」
お嬢さんの様子がどうもおかしい
目が泳いで、俺と視線がまったく合わない
…嘘つくの下手くそだなぁ
オ「お嬢さん、俺に嘘つくんだ？」
白「え？う、嘘？な、なんのことかな？」
わかりやすすぎるでしょ、ほんと
オ「お嬢さん、俺に嘘が通じると思ってるわけ？」
壁にもたれながら少しだけ威圧的に問いただす
白「…実はね、治療させてくれなかったんだ
腕を見せてって言ったら、醜いから見ないほうがいいって言われて…」
オ「醜い…？」
白「うん…。部屋に自分用があるから大丈夫だって。あと、オビには治療したって伝えてくれって言われたの」
お嬢さんの目が不安げにゆれる
醜いって…何のことなんだ？
オ「まぁ、ユキ嬢に言われたなら仕方ないか」
白「オビ、ユキさんのことお願いできるかな？」
オ「もちろん
それじゃあ、俺は戻るね」
白「うん！訓練、頑張ってね！」
お嬢さんに軽く手を振り、訓練場に戻る
ユキ嬢はとっくの前に戻っていたようだけど
ミ「オビ！随分と遅かったな」
オ「お嬢さんとちょっとね〜」
木「適当なこと言ってると、ゼンから雷が落ちるよ」
怖いねぇなんていいながら、肩を抱く仕草をする
チラリと横目でユキ嬢を見ると、こちらに視線を向けることなく他の兵士と手合わせしていた
オ「全然醜くなんてないのにね」
俺の呟きは誰にも聞こえることなく消えていった
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バボちゃん(プロフ) - SAKURAさん» そんな風に言っていただけるなんて…！！ありがとうございます！ (2018年11月6日 1時) (
レス) id: 2d305e15ee (このIDを非表示/違反報告)
SAKURA(プロフ) - いいお話です！涙が……止まらないくらいです(泣) (2018年11月5日 21時) (レス) id: 400685af0e (このIDを非表示/違反報告)
バボちゃん(プロフ) - 天泣tenkyuさん» お久しぶりです。実は、削除の正しいやり方がようやくわかって、作品を消すことができました！何度もメッセージ頂いて本当にありがとうございました。お返事不要です。失礼しました^ ^ (2018年10月9日 23時) (レス) id: c4fdaca88b (このIDを非表示/違反報告)
天泣tenkyu(プロフ) - バボちゃんさん» 分かりました、頑張ってください！何かあればボードに来てくだされば相談に乗るので、何度もすみませんそれでは(´･ω･`)/~~ (2018年10月8日 19時) (レス) id: daeb79a243 (このIDを非表示/違反報告)
バボちゃん(プロフ) - 天泣tenkyuさん» 色々試してみたのですが、上手くいかなくて…。親切に何度もメッセージを送って頂き、ありがとうございます。もう少し慣れてから再挑戦してみます。本当にありがとうございます。 (2018年10月8日 19時) (レス) id: c4fdaca88b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バボちゃん | 作者ホームページ：http://vabo.vabo
作成日時：2018年10月8日 16時
