出会い ページ11
ーユキside
ユ『セナ、あの日のことを覚えてる？』
セ「あの日？」
ユ『セナが初めて私に仕事を与えた日』
セ「あぁ、そういえばあの日も君を迎えにいったね」
ユ『うん…そうだったね』
過去回想ーーーーーーーーーー
ユキside
ハァ、ハァ、ハァ…
どうしよう、どうしよう…
森の中を走りながら、懸命に考えていた
事の経緯を説明すると…
私の生まれた家はかなり貧しかった
ある日、怖そうな男の人がやってきて、両親は私を差し出し、男の人はお金を出した。あれは7歳のときだったっけ…
でも幼いながらに悟ったんだ
『私は売られたんだ』って
そこからはよくわからない
とにかく毎日が嫌で嫌でたまらなかった
雑用から色々させられ、貴族に売られたり買われたり、自分は物でしかないんだと毎日痛感するばかりだった
あれは11歳のときだった
ある日、外を見ていた私は美しい男の人を見た。彼は自由に木の上を走り、まるで本能の赴くまま生きているようだった
ーーー私もあの人のようになりたい
その想いは消すことができずに、私は遂に脱走したんだ
けれど、あいつらがそれを見逃すはずもなく、いま森の中を走っているのだ
捕まれば罰が待ってるし、自由はない
どうしようか…
そんなことを考えていると、ふいに木の上から手が伸びてきて、私を捕まえ、木の上に引っ張り上げた
驚いた私は声を出すこともできずに、ただ私を捕まえたその男の人を見ていた
その人は私の脱走の理由となった人だった
？「やぁ、こんにちは、迷子のお嬢ちゃん
僕はセナという。君は彼らから逃げたいのかい？」
激しく頷くと、軽く笑いながら剣を渡してきた
セ「じゃあ、あいつらを殺しておいで？もし無事に僕のところに帰って来られたら、これからの面倒をみてあげよう。失敗すれば、彼らの元へ戻ってもらうよ」
一か八かの勝負だ
私は自分の運と強さに賭けた
そこからは無我夢中であまり覚えていないが、肩に怪我をしたんだっけ
…そういえば、そのとき声をかけてくれた男の子がいたような…
けど、気づいたらセナがいて「一緒にいていいよ」なんていうから、もうどうでもよくなったんだっけ
ーーーーーーーーーー
ユ『ねぇ、セナ』
セ「なんだい？迷子のお嬢ちゃん」
ユ『その呼び方、やめてって何度も言ったでしょ！
…ねぇ、どうして私を助けたの？』
セ「…さぁ、その理由はあの時の僕にしかわからないからね」
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バボちゃん(プロフ) - SAKURAさん» そんな風に言っていただけるなんて…！！ありがとうございます！ (2018年11月6日 1時) (
レス) id: 2d305e15ee (このIDを非表示/違反報告)
SAKURA(プロフ) - いいお話です！涙が……止まらないくらいです(泣) (2018年11月5日 21時) (レス) id: 400685af0e (このIDを非表示/違反報告)
バボちゃん(プロフ) - 天泣tenkyuさん» お久しぶりです。実は、削除の正しいやり方がようやくわかって、作品を消すことができました！何度もメッセージ頂いて本当にありがとうございました。お返事不要です。失礼しました^ ^ (2018年10月9日 23時) (レス) id: c4fdaca88b (このIDを非表示/違反報告)
天泣tenkyu(プロフ) - バボちゃんさん» 分かりました、頑張ってください！何かあればボードに来てくだされば相談に乗るので、何度もすみませんそれでは(´･ω･`)/~~ (2018年10月8日 19時) (レス) id: daeb79a243 (このIDを非表示/違反報告)
バボちゃん(プロフ) - 天泣tenkyuさん» 色々試してみたのですが、上手くいかなくて…。親切に何度もメッセージを送って頂き、ありがとうございます。もう少し慣れてから再挑戦してみます。本当にありがとうございます。 (2018年10月8日 19時) (レス) id: c4fdaca88b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バボちゃん | 作者ホームページ：http://vabo.vabo
作成日時：2018年10月8日 16時
