支配 ページ6
「まさか斬ってしうとはね」
そんな男の声とともに、一斉に部屋が明るくなる
金髪の男に銀髪の男がつきしたがい、部屋に入ってくる
その周りには、幾人もの銃を構えた警備兵達が立っている
少女はすかさずそちらに銃口を向けた
(なんだ?味方じゃねぇのか?)
「あなたは_____」
彼女が問いをぶつける前に、金髪の男が人差し指を軽く振った
すると、少女は小さなうめき声とともにパタリと動きを止め、地面に倒れこんだ
「ふむ、上出来だな」
(どうなってやがる…)
不信感を募らせる中、金髪の男はにこやかな笑みを浮かべて、ルパンを見やる
「やぁ、君がルパン3世だね」
「盛大な歓迎、嬉しく思うぜ」
「いやはや、小娘1人で翻弄されてくれるとは…。ルパン3世も意外と小物かな」
ニヤリ、嘲笑を含めた笑顔はルパンをイライラとさせる
「斬鉄剣で斬られるのは予想外だったよ。次は弾の強化だな」
「手配しておきます、マスター」
「あぁ、任せたよアラン」
マスターと呼ばれる男はジェレメジェバイトが飾られているショーケースに近づき、そっと撫でる
「…これだけは譲れないんだよ。悪いね、ルパン。」
「こぉんな可愛子ちゃん使ってまでやることか?」
「この子は使い勝手がいいのでね…。ハッキングされる心配もなく、無慈悲に人を殺れる。
最強の砦だとは思わないかい?」
その発言に眉をひそめたのはルパンだけではない
次元も五右衛門もはっきりと顔を歪めたのだ
しかし次の瞬間、ルパンが唇の端を歪めて笑った
「そんなら、その最強の砦、俺っちがいただこうかな!」
その言葉とともにまばゆい光がその場を包んだ
「なっ…!」
「マスター!」
光が消える頃には、ルパンの腕に少女は抱かれていた
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バボちゃん(プロフ) - wo*rupisuさん» コメント、ありがとうございます!応援していただけると、頑張れます!! (2020年1月18日 19時) (レス) id: ca4df633c8 (このIDを非表示/違反報告)
wo*rupisu(プロフ) - 面白いです!更新頑張って下さい!!┏● (2020年1月17日 1時) (レス) id: 1ef614f15d (このIDを非表示/違反報告)
バボちゃん(プロフ) - 人形師さん» コメントありがとうございます!ゆっくりですが、更新していくので、これからもよろしくお願いします! (2019年12月18日 1時) (レス) id: ca4df633c8 (このIDを非表示/違反報告)
人形師(プロフ) - 凄く面白いです!続きが気になります。応援してます!! (2019年12月15日 6時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
バボちゃん(プロフ) - 通りすがりの葉っぱさん» コメント、ありがとうございます!賭ケグルイのお話も進めようとは思っております!忙しくてなかなか更新できなかったんですけど、これからは更新できそうなのでしていこうと思います!よろしくお願いします! (2019年11月24日 12時) (レス) id: ca4df633c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:バボちゃん | 作成日時:2019年9月14日 1時