今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:704 hit
小｜中｜大
☆プロローグ ページ1
《ちょっと里依！？何よ、95点って！
こんなんじゃ何のために私が
貴方をわざわざお金払って
あの学校に入れたのか…！》
(ごめんなさい。でも、95点ってクラス最高得点だったんだよ…？
…聞いてくれないのは分かってますが)
《ねぇ、楽しみだよね！来月のクリスマスパーティー！
…あ…浅葱さんも…来る？
あ、用事あるんだ！
そっかじゃあ仕方ないね、またね♪」
(誘ってくれるなんて、優しい人ですね。
嫌々だったとはいえ、元は話を合わせられない私が悪いんですから)
《お前は相変わらずいい成績を取るなぁ！
俺はお前は出来るやつだと思ってたぞ！
お前の担任なった時からな。》
(有難うございます先生…
本当は私の成績が高ければ先生の評価も上がるからだと知ってますけど…
せめてわたしの様な面白味のない人じゃ
無かったら…やっぱり
わたしのせいでした、ごめんなさい)
頭の良い彼女は
世の中の汚いところが理解出来ず
全て全て自分のせいだと思っていた。
その自己へと責任転嫁は
少しずつ少しずつ蓄積され
彼女の中にその苦しみの排出口を
作っていった。
それがもう一人の彼女…
・°＊・°＊・°＊・°＊・°＊・°＊・°＊・°
これは彼女と、もう一人の彼女が
今、唯一心を開ける世界である。
３−Ｅのお話。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：いまりん | 作成日時：2017年8月10日 1時
