8話 ページ9
殴られて床に突っ伏した女の人。
それを見て立ち上がったサボを視線でいさめる。
ここで争えば、私たちが去ってから店が潰されてしまうかもしれない。
自分の一時的な感情で行った事は、必ずしも第三者のためになるとは限らない。
「そんなにお暇なら、私がお相手いたしましょうか」
怒りを抑えて笑顔を作る。
そういうとアルベール伯爵は満足そうににたりと笑って私の腰を抱く。
ゾワァッと背筋に悪寒が走るのを感じながらも笑顔を崩さずに話を聞く。
酔って自律精神の弱くなった伯爵は、色んな話をしてくれた。
どうゆう商売をしているか。だれが1番の権力者か。その人はどんな人物か。
「あの人には逆らえない…ははっ…なんたって力も権力もあるからな、消されちまうよ」
そこで市民は重い税金を取られており、でも力が強くて逆らえない。そんな状況がここ5年間ずっと続いているようだ。
「もっとお話が聞きたいです……お店、変えませんか……⁇」
ねだるように言うとまた下品に笑って快く承諾してくれた。私の腰を抱き店の外に出たその時、一歩先に外に出ていたサボが立っていた。
「なんだァお前はァ‼︎」
「…逆になんだお前は…‼︎……その手を…………離しやがれェェェエエエ‼︎‼︎」
ドゴオオオオォオオオオンッ
「うぐぁあっ」
地面にメリこまされたアルベール伯爵はかろうじて意識があるみたい。そして銃を向けてきた。
私の大好きな”彼”の最期が銃だった。
そんな銃を私に向けて撃つ。
キラキラキラキラ…………
私の身体を通り抜けて銃が向かいの壁に当たる。
「お前…能力者…⁉︎」
「流星群」
伯爵の周りにキラキラとした星が輝いて、瞬く間に彼に降り注ぐ。
「やめろ…‼︎やめ…ッうわぁああああ‼︎‼︎‼︎」
____
__________
「大丈夫かA⁉︎どこ触られた⁉︎何された⁉︎」
「あははっ大丈夫だから落ち着いて‼︎」
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いまり(プロフ) - ピーチさん» いつも見てくださりありがとうございます(^^)今日も更新するので読んでいただけると嬉しいです！ (2015年7月24日 8時) (
レス) id: 5b4a04795c (このIDを非表示/違反報告)
いまり(プロフ) - 大和さん» ありがとうございます♪最近遅れ気味ですが、更新頑張ります(^^) (2015年7月24日 8時) (レス) id: 5b4a04795c (このIDを非表示/違反報告)
ピーチ(プロフ) - いつも更新楽しみにしています！サボってば、本当にイケメン〜！これからも頑張って下さいね！ (2015年7月23日 17時) (レス) id: bcab0daf4a (このIDを非表示/違反報告)
大和 - サボ、可愛いしかっこいいし…更新楽しみにしてます！！ (2015年7月23日 9時) (レス) id: 07dedc38f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いまり | 作成日時：2015年6月29日 19時
