41話 ページ43
「ごめんなさい」
涙が止まり落ち着いた私は、真っ先にサボに謝った。
あなたはずっとそばにいてくれたのに。
あなたはずっと支えてくれていたのに。
思い出せなかった事がどうしても悔しくてやるせなかった。
私が謝るとサボは気にすんなって笑って私の肩をポンポンと叩いた。
ああ、いつもこうやって励ましてくれるんだ。
今も、昔も。
いつもサボに触られると胸がきゅぅっとしまって、触られたところからじんわりと熱が身体中に広がっていく。
それが嬉しくて。苦しくて。
困ってしまう。
どんな顔をしてサボを見ればいいかわからなくて、思わず目をそらしてしまう。
「A」
それまで黙っていたサボがおもむろに私を呼んだ。
サボに目を向けると私は思わず目を見開いてしまう。
だって
これまで見た事がないくらい綺麗に笑っているんだもん。
心から嬉しそうに、そして少し泣きそうに。
クシャッと顔を緩めて言った。
「思い出してくれてありがとう」
胸がドキドキと鳴る。
心拍数が上がって息苦しい。
身体のいろんなところが熱い。
それでも私は彼から目が離せなかった。
((ああ))
((これはきっと……))
((恋なんだ))
私はずっと
彼…サボに恋をしていたんだ。
誰よりも優しくて強いこの人に。
自覚してしまうともう身体が熱くて仕方がない。
好きだよ。
大好き。
気づけた事ですっきりした。
そして笑う彼に向けて私も心からの笑顔を返した。
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いまり(プロフ) - ピーチさん» いつも見てくださりありがとうございます(^^)今日も更新するので読んでいただけると嬉しいです！ (2015年7月24日 8時) (
レス) id: 5b4a04795c (このIDを非表示/違反報告)
いまり(プロフ) - 大和さん» ありがとうございます♪最近遅れ気味ですが、更新頑張ります(^^) (2015年7月24日 8時) (レス) id: 5b4a04795c (このIDを非表示/違反報告)
ピーチ(プロフ) - いつも更新楽しみにしています！サボってば、本当にイケメン〜！これからも頑張って下さいね！ (2015年7月23日 17時) (レス) id: bcab0daf4a (このIDを非表示/違反報告)
大和 - サボ、可愛いしかっこいいし…更新楽しみにしてます！！ (2015年7月23日 9時) (レス) id: 07dedc38f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いまり | 作成日時：2015年6月29日 19時
