40話 ページ42
勘の鋭いAならもしかしたらエースの話でわかるかもしれない。
2人で散歩に行くと言われてからそう思っていた。
思い出される事は嬉しい。
でもそれでも少し焦る。
言うなら自分の口から言いたかった、なんて今更思ってしまう。
俺が臆病だから言えなかっただけなのに。
Aが帰ってきて、俺をまっすぐに見つめた。
あいつは嘘がつけない人だから
全部目でわかってしまう。
疑問と期待…そして少しの不安。
そんな目で俺をみる。
長い睫毛に縁取られた宝石のような大きな目。
見つめられると、あまりにまっすぐで目が反らせない。
「ねぇ…サボ…」
「サボは…私の髪が元は何色か知ってる…？」
少しためらいながら尋ねてくるA
ああ、やっぱり。
俺はこの目に弱いんだ。
ずっと好きだった。
髪の色が変わろうが大人っぽく成長しようが関係ねェ。
ガキの頃からこの宝石のような目はかわらねェ。
「…黒。…夜空みたいな深い黒。」
ずっと。
小さい頃からお前が好きだったんだ。
あたりまえだろ。
「覚えてるよ。A」
そう言うとAは小さく目を見開いて、涙を流した。
「サ…ボ……ッ」
全て思い出したんだろう。
大粒の涙が溢れるように流れる。
そんなAがどうしようもなく愛しい。
「A…」
どうすればいいかわからず、
ただ頭を撫でることしかできなかった。
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いまり(プロフ) - ピーチさん» いつも見てくださりありがとうございます(^^)今日も更新するので読んでいただけると嬉しいです！ (2015年7月24日 8時) (
レス) id: 5b4a04795c (このIDを非表示/違反報告)
いまり(プロフ) - 大和さん» ありがとうございます♪最近遅れ気味ですが、更新頑張ります(^^) (2015年7月24日 8時) (レス) id: 5b4a04795c (このIDを非表示/違反報告)
ピーチ(プロフ) - いつも更新楽しみにしています！サボってば、本当にイケメン〜！これからも頑張って下さいね！ (2015年7月23日 17時) (レス) id: bcab0daf4a (このIDを非表示/違反報告)
大和 - サボ、可愛いしかっこいいし…更新楽しみにしてます！！ (2015年7月23日 9時) (レス) id: 07dedc38f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いまり | 作成日時：2015年6月29日 19時
