21話 ページ22
目まぐるしい1日を終えて、夜中寝付けずに見張りを交代してもらった。
本当は幹部だから、こんな事する必要ないんだけど。
見張りをしているとなんだかすっきりする。
何にもない海を眺めて。この船で1番星と近い場所に1人でただ黙っている。
「やっぱ夜は寒いなぁ……」
ギシッギシッ
梯子が軋む音がした。
誰か登ってきたみたい。
振り返ると甘い匂いがした。
「サボ」
「やっぱここにいた」
そういって私の隣に座ると暖かいホットミルクを渡してくれた。
「どうせ寝れねェんだろ」
「ありがとう」
優しく微笑んでくれるサボに私も微笑みを返す。
夜風で冷えた身体にホットミルクの温もりは優しくしみこんでいった。
2人で黙ってホットミルクを飲んでいる。
こうゆう時も、サボは私に何も言わない。
「……ねぇ。サボ」
「…ん⁇」
「私、弱いよね。」
「ははっ……」
「被害者1人も救えない。黒幕にはまんまと捕まってサボに助けてもらってる。」
「…」
「一人ではなにもできない……」
悔しい。
何も悪くない人を救えなかった。
「A。オレも1人じゃ何もできないよ。」
「今日だってコアラがいなきゃお前が危ねェのにも気付けなかった。」
「そのコアラも、お前がグスタの目を引き寄せてくれたから地下室で調査できた。」
「みんな1人じゃ何もできない」
「だから仲間がいる。」
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いまり(プロフ) - ピーチさん» いつも見てくださりありがとうございます(^^)今日も更新するので読んでいただけると嬉しいです！ (2015年7月24日 8時) (
レス) id: 5b4a04795c (このIDを非表示/違反報告)
いまり(プロフ) - 大和さん» ありがとうございます♪最近遅れ気味ですが、更新頑張ります(^^) (2015年7月24日 8時) (レス) id: 5b4a04795c (このIDを非表示/違反報告)
ピーチ(プロフ) - いつも更新楽しみにしています！サボってば、本当にイケメン〜！これからも頑張って下さいね！ (2015年7月23日 17時) (レス) id: bcab0daf4a (このIDを非表示/違反報告)
大和 - サボ、可愛いしかっこいいし…更新楽しみにしてます！！ (2015年7月23日 9時) (レス) id: 07dedc38f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いまり | 作成日時：2015年6月29日 19時
