13話 ページ14
屋敷まで着くと召使いの女の子が立っていた。
「ようこそいらっしゃいました」
ぺこりとお辞儀をして、私と目があうと笑顔を向けられた。
…少しおかしい。
なんでだろう。わからないけど何か違和感がある。
初対面の私に向けられるはずのない慈しむような笑顔。
不思議そうに首を傾げられたので慌てて私も微笑んで視線を逸らした。
そして会食での芸を披露する時がきた。
その会食にはこの島の黒幕であるグスタも居た。
私の予想とは違い30歳前後の青年で偉そうに足を組んでいた。
なるべく私に目が行くように私は一生懸命芸をした。
2人を危険な目に合わせたくない。
せめて、私に注目が行けばいい。
そうしたら私が狙われるかもしれないから。
「素晴らしい‼︎‼︎実に素晴らしかったよ‼︎‼︎」
大げさに拍手をしてこちらに歩いてきた。
「今夜はもう遅い。旅芸人なのだろう⁇この屋敷に泊まるといい‼︎」
きた。
「ありがとうございます」
コアラちゃんが笑顔で返すとグスタは満足そうに頷いて召使いを呼んだ。
「では、ごゆっくりお休みください」
部屋は全員別々。
サボは少し心配そうにこちらを見たけれど、私は大丈夫だよと伝わるように笑顔を返した。
「Aちゃん。気を付けてね…グスタの狙いは多分Aちゃんだから。」
コアラちゃんも心配そう。
「大丈夫だよ‼︎コアラちゃんも気を付けてね」
手を振って別れて用意された部屋に入る。
でんでん虫がないか確認してからベットに座った。
違和感だらけのこの屋敷。
嫌な予感がする。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 265人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いまり(プロフ) - ピーチさん» いつも見てくださりありがとうございます(^^)今日も更新するので読んでいただけると嬉しいです！ (2015年7月24日 8時) (
レス) id: 5b4a04795c (このIDを非表示/違反報告)
いまり(プロフ) - 大和さん» ありがとうございます♪最近遅れ気味ですが、更新頑張ります(^^) (2015年7月24日 8時) (レス) id: 5b4a04795c (このIDを非表示/違反報告)
ピーチ(プロフ) - いつも更新楽しみにしています！サボってば、本当にイケメン〜！これからも頑張って下さいね！ (2015年7月23日 17時) (レス) id: bcab0daf4a (このIDを非表示/違反報告)
大和 - サボ、可愛いしかっこいいし…更新楽しみにしてます！！ (2015年7月23日 9時) (レス) id: 07dedc38f0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：いまり | 作成日時：2015年6月29日 19時
