[メリオダス]消えたもの 3（リメイク中）

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☆72話☆ ページ1

貴女side

「ただいま～」

「ただいま戻りました！」

「戻ったぜ～」

村で出会った不思議な青年―――アランさんと別れ、私、ホーク、エリザベスは〈豚の帽子〉亭へ戻ってきた

だがしかーし。せっかく3人仲良く挨拶したと言うのに、お店の中は空っぽ

誰一人いなかった

「みんないないね…」

「外でディアンヌが寝ていたので、きっと皆さん出掛けているのでしょう」

「ダスクバイソンとか狩ってんじゃねーの？食料として」

「あ、たぶんそうかも！ダスクバイソンかは知らないけど……」

きっと団長とバンは今ごろ対決でもしてるんだろうなぁ

どっちが大物を捉えるかってね
本当あの2人仲良いんだから

しているかもわからない出来事を想像して私は総かに笑うのだった

その頃――――――

「どうすかバンさんこの大物！！……ぶぇっくしっ！」

今俺とバンとキングは食材を狩りに来て、んでもって「どっちが大物を捉えるか」で勝負してる

俺はバンに図体のでかいソウドウルフを見せる
バンはヤツザキウサギの数で対抗

寒くもねーのにクシャミなんで、俺にしては珍しいな。誰か噂でもしてんのか？

もしやAだったり？
だったら素直に嬉しい

「まっ、勝負は俺の勝ちだけどな」

「クソ料理しか作らねぇ超絶味覚音痴がなに言ってんだ♪」

「キング、お前のはどんな…」

バンと2人でキングを見ると、やっぱりというかいつもの事というか不真面目というか…

シャスティフォルを枕にして寝てた

「「キング！！」」

「マジメにやれ♪」

「！！いでででで！！」

バンはそのサボリ魔ことキングの鼻をつまんだ
痛がってるけどなキング、それはお前の自業自得だ

「そうだぞ？商売サボってる分しっかり働かねーと！」

キングにはサボった罰として俺らより大物を取らせることにした

バンがディアンヌを餌(?)にしたのは気にしないでくれ