[メリオダス]消えたもの２ (ページ39)

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★70話★ ページ39

貴女side

今はエリザベスとホークとでお店の宣伝！
初めてのことに少しワクワクしちゃってる私

村のあちこちに紙を貼ったいくだけなんだけど、なんだか楽しいんだ～

「えっと…ここに貼ればあいの？」

「はい。ここなら皆さん気づきますよ」

「あとこことかどうよ？」

「おっ、いいね！」

3人でそんな会話をしながら、順調にチラシを貼った

村の掲示板や、レンガの壁。お店の壁にも貼らせてもらった

「どこがいいかな……あ」

一人でキョロキョロいい場所をさがしていると、ふとあるものを見つけた

それは、今のエリザベスをそのまま描いた手配書

団長やディアンヌとは違って想像じゃない。つい何日か前には王国にいたんだ

似ていないわけがない

見た限りここだけみたいでよかった…

「A！次のところ行きましょう？」

「あ、うん！」

エリザベスに呼ばれ、私はこっそり手配書の上にチラシを貼った

これで、ここは大丈夫なはず…

***

別の場所へ行くと、何やら人の気配がした。それも何人も

「ん？……二人ともこっち！」

「ホークちゃんどうしたの？…あっ」

ホークも気づいたらしい。私たちの背中を押して、近くの茂みに身を潜めた

そして陰から外を見たエリザベスは声を漏らした

「騎士団…」、

そこにいたのはやっぱり大人数の騎士団だった
でも、魔力は感じないからそこまでの敵ではない

ま、戦う気なんてさらさらないけどね

「まさかエリザベスちゃんを追って…？」

「それはないよ。王女一人にあんなに人数はいらないし」

「では一体なぜ……」

う～ん……と3人で悩んでいた

茂みにバッチリ隠れてるし、誰にも絶対見つからない！

そう油断してた

―――――「やぁ、お嬢さんたちもかくれんぼですか？」

「「っ！？」」

後ろから声をかけられ、私達3人仲良く声にならない悲鳴をあげました

本当、心臓出ちゃうかと思ったよ…