☆52話☆ ページ21
エリザベスside
女神の琥珀から解き放たれた、メリオダス様とA
しかしそれは、かつて見たことのない2人の姿
黒くて、目に光なんてなくて。どこにもいつもの2人の面影が感じられなかった
「ど、どうやって女神の琥珀から……!!」
耳に残る嫌な音がした
突然メリオダス様がギーラの腕を切り落とす。一瞬のことで、ギーラも反応が遅れた
何一つ言葉を発さない彼等の心意が読めない
「あ”あ”ぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「………」
痛みに叫ぶギーラ。そして切り落とした腕にある刃折れの剣を奪い返す
いつもならこんなやり方絶対しないのに。今はなぜかそれに躊躇いがなかった
Aはずっとメリオダス様の後ろに立ち尽くしている。今の状況がわかっていないのか、それとも何か意図があるのか
どちらにせよ、彼女もまた彼女ではない
メリオダス様が刃折れの剣を軽く振ると地面が割れ、聖騎士たちは飛ばされた
威力が違う。力が違う
尋常じゃないというような表情を彼等は見せた
そしてバン様はギーラから呪言の玉を奪い、回復してました
メリオダス様、そして立ち尽くしていたAは三人に向かってくる
バン様はそれに相打ちするよう飛び込んでいった
「テメェらマジで団ちょとAなのか!?」
しかしメリオダス様は、バン様を二つに粉砕してしまう
Aは聖騎士に軽く刺しました。彼女もまた、何の躊躇いもない。当たり前のことのように
流れ作業みたいにただそれを執行した
「エリザベスちゃん、大丈夫か?」
「ホークちゃん!Aとメリオダス様に一体なにが起こっているの!?」
「わかんねぇよ…ありゃ本当にメリオダスとAちゃんなのか…?」
その時、私とホークちゃんの周りに砂ぼこりが上がりました
思わず目を閉じる。そばにいたホークちゃんにくっつい
「えっ……?」
目を開けたときには、目の前にAとメリオダス様が立っていました
ハイライトを失った瞳で私をじっと見つめていた
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ヒナ(プロフ) - 誤字が気になります (2019年7月6日 14時) (レス) id: e00283715b (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ(プロフ) - 誤字が気になります (2019年7月6日 14時) (レス) id: e00283715b (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - アクトさん» ありがとうございます! (2019年5月21日 21時) (レス) id: 0673ec93e1 (このIDを非表示/違反報告)
アクト - お気に入りです (2019年5月21日 16時) (レス) id: 6d51c4672c (このIDを非表示/違反報告)
歩未@アニメ大好き(ノ*゜▽゜*)(プロフ) - リオさん» はい! (2016年2月6日 10時) (レス) id: d80d27525f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リオ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rio1001/
作成日時:2015年12月16日 21時