[メリオダス]消えたもの

☆24話☆ ページ31

メリオダスside


エントリーも終わり、俺たちは無事祭りに参加できた


「今年も喧嘩祭りはじめるぜー！！」


バンのやつ、ちゃんと俺らの名前偽名にしたかな……ま、大丈夫か


「まずは予選！ルールは簡単！このリングから落ちたら負け。押し出すもよし投げるもよし殴り飛ばすもよし！！素手ならなんでもオッケー！最後に残った8人でトーナメントをするぜ！！」


ほうほう、ようは残っとけばいいわけね
周りはすげー人数だけど、まぁいけるか



「それでは予選開始ーー！！！」



「うおぉぉぉ！！」という掛け声で男たちは取っ組み合う
あ、始まった始まった



「ん？」


「お子さまにはご退場願おう」


「……」


「うわあぁぁ！！！」


誰がお子さまだ。モブにはご退場願おう
俺は掴んできたそいつをヒョイッと投げた



「うわ！わあぁぁ…！」


「あ〜ぁ…予選なんてかったり〜なぁ♪」



キングはシャスティフォルを抱えながら走り回り、バンはなんまかんだ言いながら他のやつらを場外へ出す



「おいバン。くれぐれも他のやつに本気出すなよ？」


「わーってるって♪殺しちまったら祭りにならねーからな♪………お？」



なにかを見つけたらしく、バンは別のところへ



「団長！完全に遊んでるでしょ？」


「キング、俺が純粋に楽しんでるように見えるか？」



「うん」と即答された。失礼な



「いいかキング？優勝すればディアンヌの神器“ギデオン”が手に入るんだ。喜ぶディアンヌを見たくねーのか？」


「はっ！……オイラ優勝する！！」


「その行きその行き」




何か想像してたみたいだな。ちょっと太ってやる気を見せた



「たっぷり可愛がってやるよおじょ〜ちゃ〜


「……」



一方、一人の女の子が男とその他を蹴り飛ばしていた


「開始早々電光石火！なんと女の子が十数人を一気に場外へ！！」


「あいつすげーな」

「おおこわっ♪嫁の貰い手があんのかねぇ〜♪」


「バンその服は？」



そんで試合終了だ。えっと残ったのは………7人？



「あ！あそこにまだ一人残ってるぞ！！」


「あ、危なかった……」



外野が指差す方には、ふよふよ浮いててギリギリ残っているキング

卑怯で反則とかいう声もあったが審判は「武器など使っていないのでセーフ！」だそうだ。



「よかったな♪卑怯でも勝てて♪」


「ナイス卑怯！！」グッ


「そこまで言わなくても…」



司会のやつが控えの間に来いって言ってから、俺たちもそこへ向かった

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