ウチの小さな看板娘【後編】 ピーマン様リク ページ48
メリオダスside
部屋に着くと、抱かれたままの彼女は「失礼します……」と小さな声で言った
(どんな体制で言ってるんだか……)
どこか抜けているのか、しっかりしすぎているの
だろうか
ベッドに下ろすと、Aは正座をした
「なんで正座?気楽にしとけよ」
そう言うとAは
「メリオダス様のお部屋、なので」
気をつかう場所が違うと思うけどな。突っ込みどころがいくつもある
突っ込みはさておき、緊張しているAに話を振る
「なんで俺の部屋なんだ?キングとかどもいいだろ」
「キング様とは、あまりお話できていなくて……ディアンヌお姉ちゃんのことで頭がいっぱいみたいです」
まぁ、あいつはな。まだお前が知ってはいけない事なのだよ
「それに……」
「メリオダス様のような優しいお兄ちゃん、好きだはって……」
少し顔を赤らめ言うA。幼い顔立ちなのにちょっと大人っぽく見えた
「エリザベスいるじゃねーか」
「お姉ちゃんは、ディアンヌお姉ちゃんともお話してるので、一人は寂しいんです……」
「ふーん……」
と言ったところで、Aがこっくり、こっくりとし始めた
「すみません、眠くなってしまって……」
俺は正座中のAを寝かせるが「いけませんっ……」と起き上がろうとする
「眠いときは寝る。寝る子は育つ、って言うだろ?いいから寝ろ。俺が一緒にいてやるから」
徐々に瞼を閉じ頭を撫でていると、小さな寝息が聞こえた
「寝たな。まったく子供が遠慮しなくていいのによ」
撫でながらそんなことを呟く
「もっと甘えていいんだぞ?お前の兄ちゃんにはなれないけど、一緒に寝るとか話すとか、そういうのは出来るんだから」
するとそれが聞こえたのか、Aは俺にくっつき、ふにゃりと笑った
同時に俺の顔も緩んでしまった。警戒心も何もないな。かわいいもんだ
いつもこのくらい緩くていいんだ
普段は子供らしくて、我慢や無理はするな
俺もエリザベスもみんなも、大事に思っている。安心しろA、お前は一人じゃない
眠るAに心の中で言いながら、俺も眠った
そのまま夕方近くまで寝てしまったのは、また別のお話
ーーーーーー
皆さんお久しぶりです!
嬉しいことにリクエストをいただけて、久しぶりの更新となります!
ピーマン様いかがでしたか?満足いただけたですかね
微笑ましくできなからよかったのですが……
リクエストはいつでも受け付けておりますので、よろしくお願いします!
ps.説明文書き直しました。重要なものがありますので読んでいただければと思います
私の彼氏と夜の会話→←ウチの小さな看板娘【前編】 ピーマン様リク
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リオ(プロフ) - のんのんさん» あ、ありがとうございます!すぐ直して来ます! (2018年9月25日 22時) (レス) id: 0673ec93e1 (このIDを非表示/違反報告)
のんのん - ページ9のクラスと言う字がグラスになってます。頑張ってください!とっても面白いです!! (2018年9月25日 22時) (レス) id: 4f4766f7d4 (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - 千佳さん» リクエストありがとうございます!か、かなり難易度が高いですけどがんばります!続編で載せますね^^ (2017年3月16日 21時) (レス) id: 9dca1ab2b7 (このIDを非表示/違反報告)
千佳 - まだリクエストしてたらでいいんですけど、七つの大罪で宗教パロいいですか?メリオダスが悪魔でみたいな。オチはなんでもいいです。他の人の設定もおまかせで (2017年3月16日 20時) (レス) id: 87cf5bd3bb (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - ピーマンさん» そうですか?ならよかったです!ほっこり系は初でしたがとにかくよかったです!こちらこそありがとうございました! (2016年10月6日 22時) (レス) id: 9dca1ab2b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リオ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rio1001/
作成日時:2015年11月2日 22時