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橙side
��A、おくすりがんばる……��
泣きながら、でもしっかり俺の目を見つめて、頑張るって言ってくれた。
午後になって点滴を打つときも、パパさんの手ぎゅっと握って泣かんように堪えて。
パパさんは悔しそうな顔でAちゃんを見つめてたけど、俺はこの努力を無駄にせえへんように、絶対治したらな。
そんな気持ちでいっぱいやった。
｢初めてなので、僕もちょくちょく様子見にきますね。
何かあったら遠慮なく、ナースコール押してください。｣
赤｢はい……ありがとうございます。｣
｢Aちゃん、一緒にばいきんやっつけよな！
げーしたくなったり、しんどいなぁ思ったら、ちゃんとパパに言うんやで？｣
『うん……わかった。』
結局この日は、無事に副作用も出ずに終えることができた。
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作者名：おまめ | 作成日時：2020年9月6日 1時
