お世話１９日目 ページ20
「あーもー気持ち悪い！」
テニスコートて戻ると
予想通り入道コーチから
お説教を受けた
そのお説教直後に
跡部に言われたことを思い出し
先程から寒気がしてならない
「跡部のやつ…キモいこと言いやがって。」
普通、足が綺麗。
とかいきなり言わないだろ？！
あいつ、相当やべえ…
「機嫌が悪いみたいだな。」
「徳川さん！」
「さっきも入道コーチに怒られていたし、
最近ご機嫌斜めな時が多い気がするが…」
「あ、えー？そんなことないですよ！
私はいつもどおりですってば！」
見たことないほどキャピキャピする皐を見て、
高校生たちは、いつも通り。とスルー
中学生達の一部は、
見慣れないせいか、ドン引き状態
「あの人本当に変わり過ぎじゃないッスか？
俺、いくら見ても見慣れねえ…」
「切原くん、それ以上言ったらあかんで。
皐が見てる。」
殺気を放ってこちらを見てくる皐だが、
中学生の中でも一人、
向こうに対して殺気を放つものが一人
「…白石さん。
俺、あの視線が痛いんスけど…」
「我慢やで切原くん。
こうなったら、しゃーないわ。」
「なんかいつもこんな展開じゃないッスか？」
赤也はため息混じりに言う
「仕方ねえだろい赤也。
幸村くん…結構嫉妬深いんだからよう。」
チューイングガムを膨らましながら
皐と幸村を交互に見る
「あの二人って正直良くわかんねえよな。
幸村くんは、好きっていうのを通してるけど…」
「他人の恋愛に口出すしんじゃねえよ。」
いきなり跡部が乱入
３人はきょとんとした顔で跡部を見る
「なんか俺様の発言に文句あんのか？ア」
「跡部それ、うるさいから。」
遠くからシャットアウトされ
ぐっと何かをこらえる跡部
「なんか…跡部さん可哀想ッスね。」
赤也が跡部に同情した
すると、その後ろから
「人の同情なんてしている暇があるのかい？」
「ぶ、部長っ…!！」
いつの間にか赤也の背後に
ニッコリと黒い笑顔の幸村が立っていた
「跡部の言うとおり、
人の恋愛にとやかく言う暇ないだろ？
なあ、真田？」
隣にいた真田に同意を求めれば、
頷いて、目を見開く
「幸村の言うとおり、
俺たちは日本の代表できているんだ！
恋愛などバカバカしいことに、
首を突っ込んでいる暇はない！」
「は、はい!！」
「結局こういうオチやな…」
赤也は真田のお説教を食らう羽目になった
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作者ホームページ：なし 作成日時：2015年8月28日 20時
