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『あ、あの…あれって一体……』
ほぼ半泣きの私を見て、
伊藤くんは宥めるように話しだした。
「いやね、俺たちが転校してきてすぐにも同じようなことがあって…別にあの二人が付き合ってるとかそういうのではないんだよ？あの女の子にはちゃんと彼氏がいて…今井は多分女の子と話せて浮かれてるだけ…なはず……」
どうやら以前にもあの女の子に今井さんがひっかけられて、うまく利用されかけたものの、無事男の熱い友情で片付けたらしい…(？)
…なんとも複雑な……
「…あれ、やっぱあのチビ太くんいんじゃん」
三橋くんが急に私の頭をつついてそう呟く。
たしかに、奥の…
以前、今井さんたちが座っていた席に、
隠れるように一人座っている谷川くんを見つけた。
『…たにがわく〜ん……』
私が小声でそう呼びながら小さく手を振ると、谷川くんはこちらに気付いたようですかさずこちらに来てくれた。
「Aさん…なんてタイミングで……！す、すんません…今井さん、舞い上がっちゃってて……！」
私の顔を見るなりそう謝ってくれる谷川くん。
なんだかいたたまれなくなり、
頭を全力で横に振った。
『ううん、谷川くんは謝らないで！事情は聞いたし、大丈夫だから…！』
そういって笑うと、谷川くんは申し訳なさそうに話し出した。
＿
事の発端は早朝。
登校せずに商店街でフラフラしていると、
成蘭のスケバン、川崎明美に手紙を渡されたという。
"
今井さんへ
先日はありがとうございました。
お礼をしたいので、
12時過ぎに、茶店でお待ちしています。
川崎明美
"
その手紙で舞い上がった今井さんは、その時間からずっと茶店で待ち伏せしていたらしい。
以前はいいように利用されかけたが、
今回は本当にお礼が目的のようだった。
安定で何かやらかさないか、
谷川くんが監視していたらしい。
＿
「俺、ちゃんといったんすよ？Aさんがいるのにいいんすか？って」
そこまでいって谷川くんは呆れた顔をした。
「それで？」
伊藤くんは谷川くんの話に聞き入っている。
「��Aサンは……ッし、しかしだ…！！！！礼をしたいというのを断るのも、失礼だよナァ…！？！？��なんていうんすよ！？俺、本当に今井さんの神経疑います……」
谷川くんはため息をついて頭を抱えていた。
一方、先程まで一言も発さなかった三橋くんが急にギリギリと歯ぎしりした。
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そらは - これの続きは無いのですか😭 (2022年12月7日 7時) (
レス) @page31 id: a8208b3b07 (このIDを非表示/違反報告)
アズ(プロフ) - 続き楽しみに待ってます！ (2019年8月10日 17時) (レス) id: fa1c49ec5b (このIDを非表示/違反報告)
すりそ(プロフ) - レスカさん» レスカさんこんばんは！体調崩されているのですね><実は私も最近風邪気味です^^;体調を崩しやすい季節ですから、体調管理を徹底しなければ…ですね笑嬉しいお言葉ありがとうございます！応援を励みに頑張ります！ (2019年1月6日 1時) (レス) id: 331790178d (このIDを非表示/違反報告)
レスカ - どうも!またまた、レスカです!今、風邪をひいているのですが、薬よりも、この小説を読む方がとても元気になれます。前にも書きましたが、これからも頑張ってください!!!!! (2019年1月4日 9時) (レス) id: 27a3907972 (このIDを非表示/違反報告)
すりそ(プロフ) - みかどさん» 初めまして、コメントありがとうございます！今井さん、結構お茶目でやらかしますからね笑この小説がこんなにのほほんとしているのは今井さんのおかげです！今後もぜひよろしくおねがいします^^ (2019年1月1日 2時) (レス) id: 331790178d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すりそ | 作成日時：2018年12月20日 23時
