茶店でレスカ、ご一緒に。2

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「……もしかすると、Aさんと三橋が付き合ってたからかもしれん…」




「そうっすね…！」



ボソッ と呟けば、谷川はさぞ嬉しそうな顔をした。




なんだコイツ、


人の不幸はナンチャラってやつか。









……ハッ！！！！









「……三橋が彼女を作っていることが気に食わんのだな…オレは………ッ！！！！！」





そういうことだったのか…！！


あの卑怯者三橋に、

オレよりも先に彼女が…


しかもよりによってAさん……


それが気に食わなくて落ち込んでいるんだな、俺は！！！！！！！！






そう叫ぶと、

谷川は先程までの嬉しそうな顔はどこにいったのか、今まで見たこともないくらい怒った顔をしていた。




そして急に立ち上がり、


俺の胸ぐらを掴み、なんということか俺を立たせた。






「アンタねぇ！！！！ホンッッットに！！！！！！！バカなんすか！！！？？？？いや、バカだけど！！！！！！」




な、なんだ谷川…！！！！



急に大声をだして俺がバカだと罵った。





「な、なんだと谷川ッ…！！」




俺が反論しようとするも、


また谷川が叫ぶ。





「じゃあ俺がAさんと付き合うのは問題ねぇのかよ！！！！！！三橋が原因で落ち込んでんのか！！！？？！？ちげぇだろ今井さんッッ！！！！！！！！！！！」








谷川は目を涙をためて俺に怒鳴り散らす。



そして一拍おいて、冷静になったようで、

それに合わせて、俺を掴んでいた力が抜けていく。





「…ッすんません…ッ俺、頭冷やしてきます」




そういうと谷川は足早にその場を後にした。









……この場に一人残された俺。




いい機会だ、

ちょっと冷静に考えてみよーじゃねえか…






Aさんと三橋が付き合うのは嫌だ。

俺より先にあんな卑怯者に彼女ができるだなんて…



Aさんと谷川が付き合うのは………





嬉しくはない…いや、嫌だ。



……何故だ…？




谷川に関してだけではない。


伊藤も嫌だし、小山も許せんし教師なんてもってのほか。



何故なんだ……






俺のでっかい脳みそをフル稼働させる。









共通してるのは、相手が皆Aさんということだ。





Aさん……？






＿ドキッ






い、いや…


Aさんはもう、三橋と……





＿ズキンッ






ハッ！！！？？！？！？

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