検索窓
今日:9 hit、昨日:6 hit、合計:52,662 hit

59 ページ12

三橋くんを待たせてしまっているので、
急いで支度を済ませて靴を履くも、上手く履けず、かかとを潰してしまう。









_ガチャッ









『三橋くん、ごめん…!』









家を出て真っ先に三橋くんの名前を呼ぶ。



三橋くんはこちらに気づき、
眠そうな顔をして伸びをした。



三橋くん、朝が苦手っていってたのに……







「オ〜Aちゃんおはよ。今井じゃなくてごめんなぁ?」






そういって ニヤリ と笑う三橋くん。





『ご、ごめんなさい……』




これに関してはもう謝ることしかできない……


冗談の一つでも返せればいいんだけど、
今の私にはそんなこといえなくて。




謝る私に三橋くんは笑った。





「い〜んだよ!あんなヤツ、すぐに忘れさせてあげっから…ヨッ!」





そういって私を無理矢理抱き上げる三橋くん。




『えっ、ちょ!!!三橋くん何して…っ!!!!』




急に体が宙に浮き、足がぷらぷらする。





三橋くんは辛い表情一つせず、
必死で クンクン している。




「何って?お姫様抱っこ??アア〜Aちゃんのい〜においが……」



ヘニャヘニャ とした表情でそのまま歩く三橋くん。




や、恥ずかしい……!!!





『お、重いって…!や、やめてよ三橋くん……!!!!』



必死の抵抗で抱き上げられたまま暴れる私。




「ちょっとAちゃん!!!危ないカラ!!!わかった!!!!わかったカラ!!!!??!」




三橋くんは焦った様子で私を降ろしてくれた。




「ほ、ほんとに…あぶねぇって……危うく落っことすとこだったじゃん!!?!?」




『ご、ごめんね…でも恥ずかしいし……!』



私がそういうと ニヤリ と笑う三橋くん。




「別にいいジャン???だって俺たち、付き合ってるんだからァァァ!!!!!!!!」




めちゃくちゃ大声でいう三橋くん。




『や、やめてやめて…!!!!!』




三橋くんの口を手で覆って急いで制止する。




「ングッ…!!!い、いいだろ別にぃ!!!!??」




なんで二人の時まで付き合ってるふりをするのか、よくわからない。


何より、三橋くんはわかってない。




『やめてよ三橋くん!赤坂さんが聞いてたら大変でしょ…!』

60→←58



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (135 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
457人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

そらは - これの続きは無いのですか😭 (2022年12月7日 7時) (レス) @page31 id: a8208b3b07 (このIDを非表示/違反報告)
アズ(プロフ) - 続き楽しみに待ってます! (2019年8月10日 17時) (レス) id: fa1c49ec5b (このIDを非表示/違反報告)
すりそ(プロフ) - レスカさん» レスカさんこんばんは!体調崩されているのですね><実は私も最近風邪気味です^^;体調を崩しやすい季節ですから、体調管理を徹底しなければ…ですね笑嬉しいお言葉ありがとうございます!応援を励みに頑張ります! (2019年1月6日 1時) (レス) id: 331790178d (このIDを非表示/違反報告)
レスカ - どうも!またまた、レスカです!今、風邪をひいているのですが、薬よりも、この小説を読む方がとても元気になれます。前にも書きましたが、これからも頑張ってください!!!!! (2019年1月4日 9時) (レス) id: 27a3907972 (このIDを非表示/違反報告)
すりそ(プロフ) - みかどさん» 初めまして、コメントありがとうございます!今井さん、結構お茶目でやらかしますからね笑この小説がこんなにのほほんとしているのは今井さんのおかげです!今後もぜひよろしくおねがいします^^ (2019年1月1日 2時) (レス) id: 331790178d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:すりそ | 作成日時:2018年12月20日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。