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コーヒー ページ34

chi


なんか…、いい においがする。


くん くん


匂いをたどっていくと、キッチンに立つ涼介。


「りょぉすけ、なにしてるの?」


涼「コーヒー、いれてるんだよ。」


「こぉひぃ? いい においする。」


涼「ちぃも、飲んでみる?」


「うん。」


ボクは、ワクワクして、待っていたんだ。






涼「お待たせ。」


トレーに、2つ カップをのせてやって来た。


涼「はい、どうぞ。熱いから、気をつけてね。」


「ありがと。」


涼「これ、お砂糖とミルクね。俺は、ブラック派だから、そのままいくけど。」


涼介は、ごくっと ひと口。


涼「ん、おいしい。」


ふー ふーと、息を吹きかけて、冷ましてから、涼介のまねをして、ボクもそのまま飲んでみる。


ごくりと、ひと口。


!!


「うぇっ…、なにこれ…。」


こんな、いい においなのに、すごく…


「まずい。」


苦くて、目に涙が溜まってくる。


涼「ふふ、やっぱり、ダメだった?」


なんか、楽しそうにボクを見てるんだけど、最初から、こうなることが分かってたみたいに。


涼「ちょっと、貸して。」


ボクのカップを取り上げると、お砂糖とミルクをたっぷり入れて、スプーンでかき混ぜる。


涼「これで、どう?今度は、大丈夫だと思うよ。飲んでごらん。」


カップを受け取ると、匂いは同じだけど、さっきとは、違う色になっていた。


カップに口をつけて、少しだけ飲んでみる。


ん?


ごくりともう ひと口。


クリーミーで、


「あまい。」


これなら飲めるよ。


「おいしぃ。」


涼「ちぃは、カフェオレだな。」






涼介は、ブラック。


ボクは、カフェオレ。


これが、ボクたちの、スタンダード。

かぜ→←*



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ゆう(プロフ) - 俄かマロマロさん» 俄かマロマロさん、コメントありがとうございます。この作品を好きになっていただき、嬉しいです。少しでも、更新できるように、がんばります! (2020年9月23日 20時) (レス) id: d0278d48e0 (このIDを非表示/違反報告)
俄かマロマロ(プロフ) - はじめまして!最近この小説と出会って読み始めたのですがとても面白くてハマってしまいました。続き楽しみにしてます!頑張ってください。 (2020年9月22日 22時) (レス) id: 07769ffa6b (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - みみさん» みみさん、コメント嬉しいです。『ちぃちゃん かわいい。』一番の褒め言葉です。ありがとうございます。最近、なかなか更新できなくて、すみません。少しでも更新できるように、がんばります。 (2020年9月10日 5時) (レス) id: d0278d48e0 (このIDを非表示/違反報告)
みみ - ちぃちゃん、可愛いです!続きを楽しみにしています(*'▽'*) (2020年9月9日 19時) (レス) id: 41a8e8b8b7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - ハニーさん» ハニーさん、コメントありがとうございます。かわいい ちぃちゃん、たくさん書く予定なので、ぜひ、読んでください。 (2020年8月7日 22時) (レス) id: d0278d48e0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆう | 作者ホームページ:http//  
作成日時:2020年7月26日 16時

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