ひみつ ページ23
chi
朝ごはんを食べながら、テレビを見ていたとき。
『今日の運勢』が始まった。
今日は、いて座が１位で、おうし座が１２位。
「ボクは、なにざ なんだろ…？」
小さく呟いた声を、涼介は、ちゃんと聞いててくれて、
涼「ちぃは、ねぇ…。」
「りょぉすけ、わかるの？」
興奮して、声が大きくなっちゃった。
涼「うん、ちょっと、待っててよ。」
スマホを操作しながら、
涼「ちぃの誕生日は、１１月３０日だから…、あ、いて座だね。」
「い て ざ…、やったぁ、ボク １ばんだ！」
涼「ふふ、よかったね。」
「りょぉすけは、なにざ？」
涼「俺は、おうし座だよ。」
あ、１２位…。
「りょぉすけも、いてざに なっちゃえばいいじゃん。」
涼「何座になるかは、誕生日で決まるから、勝手には変えられないんだよ。」
そうかぁ。
「じゃぁ、ボクの うんせい、わけてあげるね。」
立ち上がって、手を伸ばして、よしよしって頭をなでであげれば、
涼「ありがと。分けてもらわなくても、俺は、ちぃと一緒に暮らすようになってから、毎日がしあわせだよ。」
にこって、笑顔の涼介。
「ボクのおかげ？」
涼「ん、ちぃのおかげ。」
えへへ、嬉しいなぁ。
ほわほわ心が、温かくなって、とってもいい気分だ。
ふと思う。
「りょぉすけの たんじょうびは、いつなの？」
涼「俺？ 俺はね、５月９日だよ。」
今は、四月だから…、
「あ、もうすぐだね。」
涼「そうだね。子どもの頃は、家族や友だちと誕生日会もしたけど、大きくなってからは、やってないなぁ。」
独り言のように言った涼介は、ぱちんと両手を合わせて、
涼「ごちそうさまでした。ちぃ、先に片付けるね。」
「うん。」
残っていたお味噌汁を飲みながら…
もうすぐ、涼介の誕生日。
そういえば、この前、お留守番していた時に見たテレビで、誕生日には、みんなからお祝いされて、プレゼントをもらえるって、言ってたな。
そうだ！！
ボクも、涼介の誕生日をお祝いして、プレゼントを渡したい。
そう思ったんだ。
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ゆう(プロフ) - 俄かﾏﾛﾏﾛさん» 俄かﾏﾛﾏﾛさん、コメントありがとうございます。この作品を好きになっていただき、嬉しいです。少しでも、更新できるように、がんばります！ (2020年9月23日 20時) (
レス) id: d0278d48e0 (このIDを非表示/違反報告)
俄かﾏﾛﾏﾛ(プロフ) - はじめまして！最近この小説と出会って読み始めたのですがとても面白くてハマってしまいました。続き楽しみにしてます！頑張ってください。 (2020年9月22日 22時) (レス) id: 07769ffa6b (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - みみさん» みみさん、コメント嬉しいです。『ちぃちゃん かわいい。』一番の褒め言葉です。ありがとうございます。最近、なかなか更新できなくて、すみません。少しでも更新できるように、がんばります。 (2020年9月10日 5時) (レス) id: d0278d48e0 (このIDを非表示/違反報告)
みみ - ちぃちゃん、可愛いです！続きを楽しみにしています(*'▽'*) (2020年9月9日 19時) (レス) id: 41a8e8b8b7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - ハニーさん» ハニーさん、コメントありがとうございます。かわいい ちぃちゃん、たくさん書く予定なので、ぜひ、読んでください。 (2020年8月7日 22時) (レス) id: d0278d48e0 (このIDを非表示/違反報告)
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