おさんぽ ページ19
ryo
ちぃ「りょぉすけ、あのね…。」
申し訳なさそうに、俺の前まで来て、モジモジしている ちぃ。
「ん？ どおした？」
ちぃ「ボク…、おさんぽに いきたい。」
意外な言葉だった。
けど、ちぃは、犬だったんだから…。
そりゃ、行きたいよね。
黙っている俺を見上げる ちぃの瞳が、不安そうに揺れている。
「ん、いいよ。お散歩、行こっか。」
ぱぁっと、明るい俺の大すきな笑顔になって、
ちぃ「やったぁ。」
ルンルンな ちぃに、
「そのままだと、耳としっぽが、丸見えだから…。」
ちぃ「かくさなきゃ。」
「そうだね。ちょっと、待っててよ。」
俺は、クローゼットから、白いキャップとGジャンをチョイスして、
「これ、着てごらん。」
ちぃ「うん、ありがと。」
白い長袖Tシャツの上からGジャンを羽織ればしっぽが、白いキャップをかぶれば耳が見えなくなって、
ちぃ「りょぉすけ、どぉ？」
くるんと回って、見せてくれる。
「バッチリじゃん。」
ちぃ「えへへ。」
というわけで、散歩に出発。
嬉しそうに、俺のまわりを走り回って、離れてみたり、近づいてみたり…。
危なっかしくて、
「ちぃ、こっち。」
手招きすれば、
ちぃ「なぁに？ りょぉすけ？」
呼ばれて、俺の隣にやって来た ちぃの手を、すっとつかみ、手を繋ぐ。
さすがに、首輪は、つけられないからね。
(♪ 優しい首輪みたいに 手を繋いじゃうぞ！ by Puppy BOO )
「ちょっと、落ちつこうね。」
唇を少し尖らせて、
ちぃ「だって、りょぉすけとおさんぽ、たのしいんだもん。」
手を繋いだ後も、ぴょん ぴょん跳び跳ねてるから、本心なんだな〜って分かるけど、危ないから！
よく行くスーパーとか、近くのコンビニとか、公園とかを巡りながら、あてもなく、ぷらぷら歩く。
きっと、二人で歩くから、楽しいんだね。
「ちぃ、たくさん歩いたから、ちょっと、休憩していこうか。」
ちぃ「きゅうけい？」
「そ、一緒に行きたいところがあるんだ。」
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ゆう(プロフ) - 俄かﾏﾛﾏﾛさん» 俄かﾏﾛﾏﾛさん、コメントありがとうございます。この作品を好きになっていただき、嬉しいです。少しでも、更新できるように、がんばります！ (2020年9月23日 20時) (
レス) id: d0278d48e0 (このIDを非表示/違反報告)
俄かﾏﾛﾏﾛ(プロフ) - はじめまして！最近この小説と出会って読み始めたのですがとても面白くてハマってしまいました。続き楽しみにしてます！頑張ってください。 (2020年9月22日 22時) (レス) id: 07769ffa6b (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - みみさん» みみさん、コメント嬉しいです。『ちぃちゃん かわいい。』一番の褒め言葉です。ありがとうございます。最近、なかなか更新できなくて、すみません。少しでも更新できるように、がんばります。 (2020年9月10日 5時) (レス) id: d0278d48e0 (このIDを非表示/違反報告)
みみ - ちぃちゃん、可愛いです！続きを楽しみにしています(*'▽'*) (2020年9月9日 19時) (レス) id: 41a8e8b8b7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - ハニーさん» ハニーさん、コメントありがとうございます。かわいい ちぃちゃん、たくさん書く予定なので、ぜひ、読んでください。 (2020年8月7日 22時) (レス) id: d0278d48e0 (このIDを非表示/違反報告)
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