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お留守番 ページ15

chi


人間になって、初めてのお留守番。


犬のときだって、ちゃんと待っていられたんだから、きっと大丈夫…、だよね。






朝ごはんは、いつものように一緒に食べて、そろそろ涼介が出かける時間。


玄関まで、見送りにいく。


涼「俺が出たら、すぐに鍵 締めるんだよ。」


「うん。」


涼「誰か来ても、家に入れちゃダメだからね。」


「うん。」


涼「一人で、勝手に出かけないこと、いい?」


「うん。わかってるよ。」


まだ何か言いたそうな涼介に、


「しんぱいしすぎだよ。」


涼「だって…。」


ボクのこと、心配してくれるのは、嬉しいけど、でも、


「はやくいかないと、ちこくしちゃうよ。」


ハッとして、時計を見た涼介が、


涼「ヤベッ、ちぃ、行ってくるね。」


「いってらっしゃい。」


頭をぽんぽんしてくれた、嬉しさに自然と笑顔で送り出すことができた。






午前中は、時間がたつのが早くて、あっという間だった。


 


お昼。


いつもより早起きして、涼介が作ってくれたボクのお昼ごはん、お弁当って言うんだって。


テーブルの上に、そのお弁当を用意した。


両手をパチンと合わせて、涼介に教わった通り、


「いただきます。」


ふたを開ける。


「わぁ、どれから たべようかな。」


鮮やかな黄色の卵焼き。


ぱくんと食べると、ほんのり甘くて、優しい味が、口いっぱいに広がる。


次は、おむすびを手に取って、


「んふふ、おぃひぃ。」


涼介も、お昼ごはん、食べたかな。


お仕事、がんばってるかな。

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ゆう(プロフ) - 俄かマロマロさん» 俄かマロマロさん、コメントありがとうございます。この作品を好きになっていただき、嬉しいです。少しでも、更新できるように、がんばります! (2020年9月23日 20時) (レス) id: d0278d48e0 (このIDを非表示/違反報告)
俄かマロマロ(プロフ) - はじめまして!最近この小説と出会って読み始めたのですがとても面白くてハマってしまいました。続き楽しみにしてます!頑張ってください。 (2020年9月22日 22時) (レス) id: 07769ffa6b (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - みみさん» みみさん、コメント嬉しいです。『ちぃちゃん かわいい。』一番の褒め言葉です。ありがとうございます。最近、なかなか更新できなくて、すみません。少しでも更新できるように、がんばります。 (2020年9月10日 5時) (レス) id: d0278d48e0 (このIDを非表示/違反報告)
みみ - ちぃちゃん、可愛いです!続きを楽しみにしています(*'▽'*) (2020年9月9日 19時) (レス) id: 41a8e8b8b7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - ハニーさん» ハニーさん、コメントありがとうございます。かわいい ちぃちゃん、たくさん書く予定なので、ぜひ、読んでください。 (2020年8月7日 22時) (レス) id: d0278d48e0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆう | 作者ホームページ:http//  
作成日時:2020年7月26日 16時

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