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リョウ-side
ユリと別れて、ロッソ王国の自分の部屋に戻ってきた。
引き出しの奥の鍵がかかる小さな箱。
久しぶりに鍵を開ける。
この中には、お母様の形見が。
一見、ネックレスに見えるけど、指輪とプラチナのチェーン。
指輪には、赤い石がついている。
母『リョウに、大切な人ができたら、この指輪をプレゼントしてね。』
『大切な人？』
母『そう、あなたが、一生をかけて、守りたいって思える人よ。リョウは、どんな人と恋に落ちるのかしら。楽しみね。』
この指輪を俺に託した数日後、お母様は、静かに息をひきとった。
あの時のお母様の優しい笑顔が、ユリと重なる。
指輪を握って、バルコニーから
お母様…。
俺、この指輪を渡したい相手が見つかったよ。
赤い石は、ガーネット。
『一途な愛』という意味があるらしい。
次、ユリに逢った時、プレゼントしよう。
それから、ネックレスとして、肌身離さず持つことにした。
ただ、その事で、兄さんたちを怒らせて、さらに孤立することになっちゃったんだけどね。
この時代、男性がアクセサリーをつけるなんて、ご法度だったんだ。
恋人同士になった俺たちだけど、なかなか逢うことができなかった。
ユリへの想いは、募るばかり。
そんな時、俺たち三兄弟は、お父様に呼ばれたんだ。
ユヤ「リョウも呼ぶ必要があったのですか？ 大切なお話なら、わたくしとコウ兄だけでもよかったのではありませんか？」
「…」
父「まぁ、ユヤ、そんなことを言うでない。」
コウ「お父様、お話とは何ですか？」
父「うむ。隣のローザ公国へ攻め入ることに決めた。」
また、戦の話か…。
ローザ公国…？
！？
ユリの…、国…。
どうして…？
コウ「ローザ公国は中立国のはず。」
いろいろ聞きたいことはあるけど、俺が口を挟めば、何か、怪しまれるかもしれない。
顔色を変えず、出来る限り、平静を装って、お父様の言葉を待つ。
父「不穏な動きがある。」
ユヤ「と、申しますと…。」
父「ローザ公国の姫が、我が国と敵対するアズーロ王国の王子と婚約するという情報を得たのだ。」
ユリが、婚約…？
父「アズーロとローザが手を組んでは、我が国にとって驚異となる。その前に、ローザ公国を制圧し、手に入れるのだ。」
…
前世の話が続いておりますが…、
もう少し、お付き合いください。
ゆう でした。
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ゆう(プロフ) - hallさん» hallさん、コメントありがとうございます。おまけ、�△任垢諭� 了解です。おまけは、�△瞭睛討砲覆蠅修Δ任后Ｂ膵イ�って言ってもらえて、嬉しいです。これからも、よろしくお願いします！ (2020年3月16日 5時) (
レス) id: d0278d48e0 (このIDを非表示/違反報告)
hall(プロフ) - ゆうさんお疲れ様でした！！おまけ話�△�読みたいです(>_<)ゆうさんの作品を見て大好きなので楽しみにしています！頑張ってください！ (2020年3月16日 0時) (レス) id: c7890d568e (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - happy0511さん» happy0511さん、コメントありがとうございます。ゆうの作品、好きになってくれて、嬉しいです。おまけ、�△任垢諭� また、読み返してもらえるように、がんばります。 (2020年3月15日 20時) (レス) id: d0278d48e0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - かほさん» かほさん、コメントありがとうございます。他の作品も読んでくださり、嬉しいです。おまけ、�△任垢諭� やっぱり、やまちね ですかね〜 今後とも、よろしくお願いします。 (2020年3月15日 20時) (レス) id: d0278d48e0 (このIDを非表示/違反報告)
happy0511(プロフ) - コメント失礼します。流星の詩いつも更新楽しみにしてました。おまけ出来れば、�△�読みたいです!ゆうさんの他の作品も大好きでよく読み返してます。これからも頑張って下さい!! (2020年3月15日 14時) (レス) id: 26f4520a2b (このIDを非表示/違反報告)
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