【38】 ページ39
侑李-side
僕が、ゆーてぃのことを悪く言えないのは、後ろめたい気持ちをいだいているから。
学校で、仕事で、僕は よく、ゆーてぃと一緒にいる。
でも、心の中では、いつも涼介を求めている。
ゆーてぃの気持ちには、応えることができないの。
一緒にいるのに、矛盾してるよね。
だから、あんなことされても、罪悪感で抵抗できなかったんだと思う。
そして、たぶん、無意識で呼んでしまったんだ。
『りょうすけ』って。
それで、気づかれちゃったんだね。
僕が、涼介のこと、好きだって。
家に戻って、涼介が来てくれて、
涼「一人で苦しまないで、俺にも分けてよ。」
涼「どんな時も知念の味方だし。全部 受け止めるから。」
そう言われて、心が軽くなったんだ。
僕は、一人じゃない。
僕の悲しみを涼介が一緒に乗り越えてくれるような、心強さを感じたんだ。
それと同時に、僕は、やっぱり涼介が好きなんだなって、実感しちゃったんだ。
寝る時。
涼介が嫌だって言ったら、やめようと思っていた。
「
お願いしてみた。
涼「へ…！？」
驚いた涼介だったけど、
涼「ん、いいよ。」
「え、ホントに？」
僕が、驚いちゃって。
そしたら、
涼「何、驚いてるの？ 知念が言ったんじゃん。」
「だって…。」
いいよって、返ってくるとは思わなかったから。
涼「おし、じゃぁ、一緒に寝るか。ほら、早く。奥が知念ね。」
急かされて、先にベッドに入れば、続けて、涼介が入ってきた。
シングルベッドに男二人。
少しでも動いたら、どっちかが落ちそうだよ。
涼「やっぱり、ちょっと狭いな…。このままだと落ちちゃうから…。」
んーと、考えた涼介が、
涼「そうだ！ こうしよ…？」
ぼくの腰を引き寄せる。
「へ…！？」
突然のことに、頭の中は、真っ白。
ぎゅっと、抱きしめられ、涼介が近すぎて、緊張しちゃうよ。
固まる僕に、
涼「ふふふ、力抜いて。だいじょうぶ。こうしてれば、あったかいし、俺が知念を守るから。」
優しく頭を撫でられたら、心地よくて。
まどろみながら、前にも、こんなこと、あった気がする…。
僕は、このぬくもりを知っている。
意識を手放す直前に、そう思ったんだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 238人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆう(プロフ) - hallさん» hallさん、コメントありがとうございます。おまけ、�△任垢諭� 了解です。おまけは、�△瞭睛討砲覆蠅修Δ任后Ｂ膵イ�って言ってもらえて、嬉しいです。これからも、よろしくお願いします！ (2020年3月16日 5時) (
レス) id: d0278d48e0 (このIDを非表示/違反報告)
hall(プロフ) - ゆうさんお疲れ様でした！！おまけ話�△�読みたいです(>_<)ゆうさんの作品を見て大好きなので楽しみにしています！頑張ってください！ (2020年3月16日 0時) (レス) id: c7890d568e (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - happy0511さん» happy0511さん、コメントありがとうございます。ゆうの作品、好きになってくれて、嬉しいです。おまけ、�△任垢諭� また、読み返してもらえるように、がんばります。 (2020年3月15日 20時) (レス) id: d0278d48e0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - かほさん» かほさん、コメントありがとうございます。他の作品も読んでくださり、嬉しいです。おまけ、�△任垢諭� やっぱり、やまちね ですかね〜 今後とも、よろしくお願いします。 (2020年3月15日 20時) (レス) id: d0278d48e0 (このIDを非表示/違反報告)
happy0511(プロフ) - コメント失礼します。流星の詩いつも更新楽しみにしてました。おまけ出来れば、�△�読みたいです!ゆうさんの他の作品も大好きでよく読み返してます。これからも頑張って下さい!! (2020年3月15日 14時) (レス) id: 26f4520a2b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
